佐多稲子 Ineko Sata
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こちらのページでは【文壇発見】「佐多稲子」8月9日11時2分、今日読みたい1冊・樹影 文学の部屋 をお楽しみください
佐多稲子イラストポートレート(Syusuke Galleryより)
![1904-1998を生きた自身の実体験から生きることを赤裸々に作品へ、そしてジェンダーダイバーシティにも積極的に取り組んだ小説家。](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/06/InekoSata佐多稲子.jpeg)
あの人たちは…「樹影」
![被爆地長崎。敗戦後3年目の夏、華僑の女柳慶子と画家麻田晋は出遭った。原爆病に脅かされる2人はいたわり合い、自らの生を確かめるように愛し合い、10数年の苦痛の果てに死んで行った。著者の故郷長崎の、酷く理不尽な痛みを深い怒りと哀惜をこめて強靱に描く。原爆を告発した不朽の名作。野間文芸賞受賞。](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/08/「樹影」佐多稲子作講談社文芸文庫.jpeg)
あの人たちは何も語らなかっただろうか。 あの人たちは本当に何も語らなかっただろうか。 あの人たちはたしかに饒舌ではなかった。 それはあの人たちの人柄に先ずよっていた。
長崎で過ごした幼少期
その日を生きるのも必死だった家族
そして母親の死
叔父をたよりに11年住んだ長崎をあとに上京
過ごした波乱の10代はその後の作品に
そしてさらに波乱の20代が待ち受ける
叔父から学んだ文学
ひょんな縁で可愛がられた芥川龍之介や菊池寛に
終戦は東京で迎えた
その5年後帰る家もない故郷へ
いつも彼女の心の中に長崎があったのだ
そして戦後25年の時を経て執筆した「樹影」
約20年温め続け、時には冷やした原爆投下の事実
作家として故郷の長崎を、故郷の事実を綴った
1972年野間文芸賞受賞
講談社創設者「野間清治」を冠にした小説・戯曲・評論らの中から優秀作を選ぶ賞。 1941年に創設され、戦後の中断をへて1953年再開。2022年は第75回の節目となる。
1972年野間文芸賞受賞作品「樹影」
その記念として1985年12月1日、長崎(諏訪)公園内(長崎市上西山町)樹影文学碑の序幕式挙行
この長崎公園は長崎県最古の公園として市民憩いの場として今も愛されています。
※元来諏訪神社に隣接していることから「諏訪公園」と呼ばれていましたが、明治23年より長崎公園と改名
※ちなみに当時公園と呼ばれる敷地は全国に21ヶ所と記録されていたそうです
現在、長崎公園には27の記念碑(人物像含)あり、「樹影文学碑」もその一つです
![生家に程近い諏訪公園には、昭和六十年、地元の有志 によって「樹影の碑」が建立された。碑文には冒頭の次 の文章が刻まれている。 あの人たちは何も語らなかっただろうか。あの人たち は本当に何も語らなかっただろうか。あの人たちはたし かに饒舌ではなかった。それはあの人たちの人柄に先ず よっていた。 この碑は、悲しい出生の後、幼くして故郷を離れ、二 度の結婚と離婚など人生の曲折を味わってきた佐多に とって、「ふるさと」へ回帰する場所となった。](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/08/樹影文学碑-長崎市神西山町諏訪公園内.jpeg)
野間清治をしっとるか?
![](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/07/seijinoma野間清治.jpeg)
講談社を作ったのがワシ「野間清治」
【研究ネタ】「野間清治」雑誌王はワシ 日本史からみた偉人たち
【日本史探究】「野間清治」キーワードは「講談社創業者」「南総里見八犬伝は座右の書」日本史から見た偉人たちをイラストポートレートでお届けします。
行こう長崎
![長崎と武雄温泉間に2022年9月23日西九州新幹線開業予定](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/08/2022年9月23日西九州新幹線開業予定.jpeg)
祝開業!2022年9月23日「西九州新幹線」
西九州新幹線は、「全国新幹線鉄道整備法」に基づき昭和48年に「整備計画」が決定された九州新幹線西九州ルート(福岡市・長崎市間)のうち、2022年9月23日に開業する武雄温泉・長崎間の路線名称です。
武雄温泉・長崎間は線路延長約66kmをフル規格(標準軌)により整備し、武雄温泉駅で博多・武雄温泉間を運行する在来線特急列車と同じホームで乗換を行う「対面乗換方式」により運行します。
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前回の「佐多稲子」投稿はこちら
![](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/06/InekoSata佐多稲子.jpeg)
2度も取り上げていただいて光栄ですわ
【探求ネタ】「佐多稲子」日本史から見た偉人たち
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8月6日広島原爆の日読みたい1冊はこちら
![](https://illuststation196.com/wp-content/uploads/2022/08/masujiibuse井伏鱒二.jpeg)
この時期になるとよく読まれますな
【文壇発見】「井伏鱒二」8月6日8時15分今日読みたい1冊・黒い雨 文学の部屋
画家を志した満寿二は兄のすすめで文学の道へ。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど受賞多数。1966年には文化勲章受賞。
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