フレデリック・ソディ





Frederick Soddy(1877-1956)

ようこそ!フリーイラストポートレートと

歴史の停車場いらすとすてーしょん
こちらのページでは ソディ 20世紀に

活躍した世界の化学者⑩
をお楽しみください

ソディ
イラストポートレート Syusuke Galleryより

20世紀の化学

館長

いらすとすてーしょんでは化学の部屋より20世紀に活躍した世界の化学者と題してイラストポートレートをお届けします

(参考)世界の化学者たち

シューちゃん

(参考)日本の化学者たち

シューちゃん

明治時代に活躍した日本の化学者はこちら

館長

さて今回はソディをお届けします

放射化学の第一人者

シューちゃん

ソディはどんな化学者だったの?

館長

ソディは放射化学の分野を切り拓いた化学者でした

シューちゃん

放射化学??

ソディーの放射化学の3つの功績

館長

では、ソディの放射化学の3つの功績と題して簡単に解説します

館長

①放射性崩壊の研究


放射性元素が崩壊する過程の研究により、アルファ崩壊、ベータ崩壊、ガンマ崩壊の各過程を明らかにし、放射性崩壊のメカニズムを解明しました

これにより、放射性物質が他の元素に変わる過程で放出されるエネルギーや生成される新しい元素についての理解進みました

この研究は、原子核の構造やエネルギー保存の法則に関する基礎的な知見につながっています

館長

②ヘリウム研究


ラムゼーと共に1903年、ラジウムが崩壊する過程でヘリウムが生成されることを発見

この発見は、放射性崩壊の具体的な証拠となり、放射性元素の変換過程を理解する上で重要な意味を持つものでした

そしてラジウムの崩壊が、新しい元素を生成することを示すものであり、放射化学の発展を大きく進める発見となります

1852-1916を生きた化学者。Bunsen(1811-1899)に化学を学び、有機、物理、無機化学と幅広い分野の研究を行った。特に1894年には、Strutt(1842-1919)と共に最初の貴(希)ガスであるアルゴンを発見、この功績が認められ1904年ノーベル化学賞を受賞した。またSoddy(1877-1956)と共にラジウムが放射能を放出しながら別の元素(ヘリウム)に変化することを明らかにし、放射性崩壊と呼ばれる現象を証明した。
【化学の部屋|ラムゼー】19世紀に活躍した世界の化学者XV
館長

③同位体の提唱


1913年には同位体の概念を提唱します

これは、化学的に同一の元素が異なる原子量を持つことがあることを発見し、同位体とソディは名付けます

この発見は、元素の多様性と放射性崩壊の理解においてともて重要な位置付けとなりました

そしてこの同位体の概念は、放射化学だけでなく、現代の化学や物理学における基礎的な概念となったのです

シューちゃん

(あまり理解できていないけど) なるほどなぁ…

1921年ノーベル化学賞受賞

館長

これらの功績からソディは1921年ノーベル化学賞を受賞しました

イラストポートレートSyusukeGalleryノーベル賞の部屋Nobel Prizes
ノーベル賞の部屋 Nobel Prizes
シューちゃん

すべてわかったわけではないけど、すごい業績だったってことは伝わったよ!

館長

ソディは、1919年からオックスフォード大学で化学分野をリードし…

館長

その中で、核エネルギーの軍事利用の可能性を指摘し、科学者の責任や教育のあり方に関する哲学的考察を深めました

シューちゃん

化学に対する熱量を感じるね!

館長

今回は取り上げていませんが、ソディは化学にとどまらず経済にも言及しているとのことですから、多才な研究者だったのだと思います

次回はブレンステッド

館長

さて今回の20世紀に活躍した世界の化学⑩ソディは如何でしたか?

館長

いらすとすてーしょんでは化学の歴史を彩ってきた偉人たちを…

館長

これからもご紹介していきます

館長

どうぞお楽しみに!

シューちゃん

次回はブレンステッドの登場だよ
※2024年7月9日公開予定

1879-1947を生きた化学者であり物理化学者。プロトンを与えるものを酸、受け取るものを塩基と定義し、水以外の溶媒や解離しない有機化合物の反応にも酸・塩基の概念を適用するブレンステッド-ローリーの酸塩基理論を提唱した。
【化学の部屋|ブレンステッド】20世紀に活躍した世界の化学者Ⅺ
館長

ブレンステッドは、酸塩基理論を提唱した化学者です

館長

ぜひブレンステッドのイラストポートレートページにもお越しください

20世紀に活躍した世界の化学者たち

2024-08-090046スウェーデン王国出身

【化学の部屋|テオレル】20世紀に活躍した世界の化学者XXX

2024-08-080046スウェーデン王国出身

【化学の部屋|アレニウス】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅨ

2024-08-070043オーストリア共和国出身

【化学の部屋|ジグモンディ】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅧ

2024-08-060099371ラトビア共和国出身

【化学の部屋|オストヴァルト】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅦ

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【化学の部屋|ラングミュア】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅥ

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【化学の部屋|リチャーズ】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅤ

2024-08-030048ポーランド共和国出身

【化学の部屋|ネルンスト】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅣ

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【化学の部屋|ホプキンズ】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅢ

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【化学の部屋|ズウェイル】20世紀に活躍した世界の化学者XⅫ

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【化学の部屋|マリス】20世紀に活躍した世界の化学者ⅩⅪ

2024-07-220001アメリカ合衆国出身

【化学の部屋|ギルバート】20世紀に活躍した世界の化学者XX

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【化学の部屋|ペルーツ】20世紀に活躍した世界の化学者XⅨ

2024-07-200020エジプト・アラブ共和国出身

【化学の部屋|ホジキン】20世紀に活躍した世界の化学者XⅧ

2024-07-190001アメリカ合衆国出身

【化学の部屋|スタンリー】20世紀に活躍した世界の化学者XⅦ

2024-07-180039イタリア共和国出身

【化学の部屋|ナッタ】20世紀に活躍した世界の化学者XⅥ

2024-07-170046スウェーデン王国出身

【化学の部屋|ティセリウス】20世紀に活躍した世界の化学者XⅤ

2024-07-160043オーストリア共和国出身

【化学の部屋|クーン】20世紀に活躍した世界の化学者XⅣ

2024-07-150049ドイツ連邦共和国出身

【化学の部屋|シュタウディンガー】20世紀に活躍した世界の化学者XⅢ

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【化学の部屋|ヘヴェシー】20世紀に活躍した世界の化学者Ⅻ

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【化学の部屋|ブレンステッド】20世紀に活躍した世界の化学者Ⅺ

2024-07-110049ドイツ連邦共和国出身

【化学の部屋|ディールス】20世紀に活躍した世界の化学者⑨

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【化学の部屋|ヴェルナー】20世紀に活躍した世界の化学者①

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26京都府
1864-1936を生きた化学者。帝国大学理科大学化学科を卒業後、ドイツライプツィヒ大学でオストワルド教授の下で研究を行い、帰国後、東京帝国大学教授となる。その後1908(明治41)年、昆布の出汁からグルタミン酸ナトリウムを単離し、甘味、酸味、塩味、苦味に次ぐ第五の味覚として「うま味」の成分であることを発見。その翌年には鈴木三郎助により「味の素」として商品化された。
【化学の部屋|池田菊苗】日本の化学者 明治時代編.1
0046スウェーデン王国出身
1903-1982を生きた化学者であり生化学者。酵素とその補酵素がどのように結合し、酵素の触媒作用を活性化させるかというメカニズムの研究を行う。特に肝臓におけるアルコール代謝の鍵となる酵素に関する研究で、生体内の酸化還元反応を触媒する酵素群のメカニズムを解明し、生化学の基礎を築いた。これらの功績により1955年ノーベル医学・生理学賞を受賞した。
【化学の部屋|テオレル】20世紀に活躍した世界の化学者XXX
0046スウェーデン王国出身
1859-1927を生きた化学者であり物理学者。 電解質溶液の性質を説明する電気的解離の理論(電離説)を解明し、この功績により1903年ノーベル化学賞を受賞。また化学反応速度が温度によってどのように変化するかを定量的に表すアレニウス式を考案。これに基づき化石燃料の燃焼によって大気中の二酸化炭素濃度が増加すると、地球の平均気温が上昇するということを世界で初めて指摘した一人でもある。 アレーニウスと表記されることもあります。
【化学の部屋|アレニウス】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅨ
0043オーストリア共和国出身
1865-1929を生きた化学者。コロイド溶液に強い光を投射することで散乱する光(チンダル散乱光)を観察できるウルトラマイクロスコープを開発したことで、これまで直接観察が困難であったコロイド粒子の存在を可視化し、その性質や挙動の詳細な研究を行った。このことから1925年ノーベル化学賞を受賞した。
【化学の部屋|ジグモンディ】20世紀に活躍した世界の化学者XXⅧ

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16富山県
1881-1968を生きた経営者であり実業家。農業から、力自慢を買われて大相撲力士。怪我により引退後商店経営を経て、1919(大正8)年、鉄鋼圧延用のロールを製造する東京ロール製作所を設立。その後、関東大震災復興に伴う鉄鋼需要に応じて大谷製鋼所、大谷製鐵、大谷重工業を続けて設立した。戦後、1964(昭和39)年の東京オリンピックに向けて、宿泊施設の不足を解消するためにホテルニューオータニを創業させた。
【経営者の部屋|大谷米太郎】大正時代編.15New!!
39高知県
1866-1944を生きた経営者であり実業家。1886(明治19)年、神戸にあった鈴木商店に入社しキャリアをスタートさせる。1894(明治27)年、当主の鈴木岩治郎が亡くなると、未亡人の鈴木よねを支え番頭として活躍する。その後、台湾樟脳油の販売権を獲得など業績を伸ばした。1905(明治38)年、神戸製鋼所の前身である小林製鋼所を買収。1915(大正4)年、米沢の織物工場(のちの帝人)を買収して人造絹糸の事業を開始。第一次世界大戦中には、鉄や物資の大量買い付けを行い、三井・三菱に匹敵する商社に発展させた。しかし、昭和2年の金融恐慌で同店は破綻。
【経営者の部屋|金子直吉】明治時代編.76
シューちゃん

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館長

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