アンブロワーズ・パレ





Ambroise Paré (1510-1590)

ようこそ!フリーイラストポートレートと

歴史の停車場いらすとすてーしょん
こちらのページでは パレ 16世紀以前に活躍した

世界の医学者③
をお楽しみください

パレ
イラストポートレート Syusuke Galleryより

16世紀以前の西洋医学

館長

いらすとすてーしょんでは医学の部屋より16世紀以前に活躍した世界の医学者と題してイラストポートレートをお届けしています

(参考)16世紀以前に活躍した世界の医学者たち

(参考)17世紀に活躍した世界の医学者たち

(参考)18世紀に活躍した世界の医学者たち

(参考)19世紀に活躍した世界の医学者たち

パレって?

館長

さて今回はパレをお届けします

シューちゃん

パレはどんな医学者だったの?

外科学の父

館長

パレを一言で言い表すと外科の父であり、外科治療を医学とした先駆者といったところでしょうか

シューちゃん

外科も内科と一緒で医学じゃない?

館長

この1500年代、つまりパレの頃、外科は理髪師の仕事とされていたのです

シューちゃん

えげっ!?

館長

もちろん医学者の中にはヴェサリウスのように解剖学で活躍した人もいましたけど…

1514-1564を生きた医学者。2世紀ガレノスによって興った解剖を、De Humani Corporis Fabrica Libri Septem(1543年)によって解剖を学問レベルに引き上げた。その詳細な解剖図はガレノスの学説からの転換期となる。その後カール5世の侍医などの要職をつとめた。その解剖学の先鋭眼は当時の医学界に大きな衝撃を与え、風当たりも強かったとされる。 それらの背景には16世紀に発展した印刷技術によりガレノスの著作物に触れる機会が多くなったことが挙げられる。またこの当時の解剖学の先駆者としてはレオナルド・ダ・ヴィンチが挙げられ、その解剖図は数百とも言われ臓器図も描かれている。
【医学の部屋|ヴェサリウス】16世紀以前に活躍した世界の医学者④
館長

医者といえば、内科医を主に指していました

シューちゃん

そうなんだ!

理髪師として床屋で修行を開始

館長

お察しの通り、今回の主人公パレも理髪師として床屋で修行を開始しました

シューちゃん

パレは理髪師だったのか…

館長

そして外科治療をフランス最古の病院と考えれているパリのHôtel-Dieu, Parisで学び…

軍医として

館長

その後軍医として戦地に出向いたことでパレの外科学としての才能が一気に開花します

シューちゃん

戦傷者を治療したってこと??

館長

この戦傷者の多くは銃創で傷ついており…

館長

この頃の戦争は銃創で傷つくことが多くなり、その銃創は火薬などで傷口が中毒を起こしていると考えられていたそうです
※銃創:刃物や銃弾などで負った傷のこと

館長

その銃創の治療には焼き鏝などで烙鉄を用いていました

シューちゃん

熱した鉄で体を焼くってことだよね!

館長

戦傷者はその治療を死にものぐるいで受けていたそうです

シューちゃん

それは…

新たな治療法を考案

館長

しかし、パレはその方法に疑問を持ち、独自の調合を行った軟膏を開発、傷口にその軟膏で処置をします
※新鮮な卵の黄身や精油などで調合

シューちゃん

結果は?

館長

焼き鏝などよりも治療効果はもちろんのこと、戦傷者の満足度は高かったそうです

シューちゃん

そうはそうか!

館長

また四肢の切断を迫られる治療の際も、先ほどと同じく同様に烙鉄が用いられていたそうですが、動脈を結紮することで止血する方法を考案したのもパレでした

シューちゃん

そんな治療方法を思いつくのがすごいね

館長

パレは特にヴェサリウスの解剖学を学んでいたそうです

シューちゃん

そうか!解剖学の知識があったから、そのような治療方法を考えられたのか!

館長

そしてこれらの経験から1575年、A collection of Paré's works というパレの外科分野の集大成となる書を著します
※INTERNET ARCHIVEより

館長

この外科書はパレの母語フランス語で書かれ、そしてその後様々な言語に翻訳され、実は日本にも1706年紅夷外科宗伝として翻訳が楢林鎮山(1649-1711)によってなされています

シューちゃん

確か、このあたりのことは前野良沢イラストポートレートページで紹介したよね

1723-1803を生きた医学者。40歳を過ぎてから習得したオランダ語力を発揮し解体新書の翻訳を杉田玄白の申し出に同意し尽力した。人と交わることを好まない性格であった。数少ない弟子に解体新書の改訂を行った大槻玄沢がいる。
【医学の部屋|前野良沢】ビフォーアフター解体新書編②
館長

シューちゃん、教えてくれてをありがとう!

シューちゃん

話を戻して、このパレの活躍が外科学の父につながっているのだね

館長

その通りです!そして医学として外科を内科レベルまで押し上げたのがパレでした

館長

このパレは理髪師としてスタートして、その後の業績からフランス王シャルル9世の外科部門の主治医となっています

シューちゃん

すごい出世だったのだね

館長

パレはその能力を余すところなく発揮した外科医であり、医学者だったと考えられています

館長

そして忘れてならないのは、この頃、素晴らしい医学者が誕生した背景には、印刷技術の発展もあると考えられているのですよ

館長

15世紀に活版印刷がグーテンベルクによって発明されてから16世紀にはその技術は高まり、多くの印刷物をつくることが可能になりました

1400頃-1468 を生きた発明家。可動式金属活字印刷機の発明を行い、これにより西洋初の印刷聖書「グーテンベルク聖書」が完成。グーテンベルクの活版印刷技術の発明は、ルネサンス時代における革新的な出来事であり、その影響はその後の印刷文化に大きな影響を与える。一方でグーテンベルクについては未解決の謎も多く、その技術や方法の詳細はいまも研究されている。
【技術者の部屋|グーテンベルク】活版印刷の魔術師
館長

そしてこれによって多くの医学書がつくられることによって、その理論を学び批判や発展を繋がったとされています

シューちゃん

印刷技術の発展が背景にあったことは間違いなさそうだなぁ…

次回はヴェサリウス

館長

さて、16世紀以前に活躍した世界の医学者③パレは如何でしたか?

館長

いらすとすてーしょんでは医学の歴史を彩ってきた偉人たちを…

館長

これからもご紹介していきます

館長

どうぞお楽しみに!

シューちゃん

次回はヴェサリウスを取り上げるよ

1514-1564を生きた医学者。2世紀ガレノスによって興った解剖を、De Humani Corporis Fabrica Libri Septem(1543年)によって解剖を学問レベルに引き上げた。その詳細な解剖図はガレノスの学説からの転換期となる。その後カール5世の侍医などの要職をつとめた。その解剖学の先鋭眼は当時の医学界に大きな衝撃を与え、風当たりも強かったとされる。 それらの背景には16世紀に発展した印刷技術によりガレノスの著作物に触れる機会が多くなったことが挙げられる。またこの当時の解剖学の先駆者としてはレオナルド・ダ・ヴィンチが挙げられ、その解剖図は数百とも言われ臓器図も描かれている。
【医学の部屋|ヴェサリウス】16世紀以前に活躍した世界の医学者④
館長

今回の16世紀に活躍した世界の医学者③の制作には「医学の歴史(1964)」中公尾新書発行を参考図書として用いております

16世紀以前に活躍した世界の医学者たち

2024-05-210098イラン・イスラム共和国出身

【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥

2024-05-200033フランス共和国出身

【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤

2024-05-190032ベルギー王国出身

【医学の部屋|ヴェサリウス】16世紀以前に活躍した世界の医学者④

2024-05-170033フランス共和国出身

【医学の部屋|フェルネル】16世紀以前に活躍した世界の医学者②

2024-05-160041スイス連邦出身

【医学の部屋|パラケルスス】16世紀以前に活躍した世界の医学者①

医学・新着偉人(It's New)はこちらから

0032ベルギー王国出身
1579-1644を生きた医学者であり化学者。パレケルススの化学に基づいた理論で人体の機能を解き明かす医療化学の分野を進めた。四元素や体液説など古代医学を論駁し、また空気とは異なる気体の存在を見出し、この気体をガスと命名し、その概念を明らかにした。
【医学の部屋|ヘルモント】17世紀に活躍した世界の医学者⑨
0049ドイツ連邦共和国出身
1659-1734を生きた医学者であり化学者。 1708年生理学と病理学からなる医学理論書Theoria medica veraを著し、生物にはアニマという非物質が存在し、生命活動を営むとしたアニミズムを提唱した。そしてその理論は、ドイツ哲学者ライブニッツ(1646-1716)が提唱した生気論を牽引した。また化学の分野では、特にZymotechnia Fundamentalis(科学の基礎・1697年)にて、燃焼について酸化の考えにつながるフロギストンという物質をアリストテレスにより広く支持された四元素説に加え唱えた。
【医学の部屋|シュタール】18世紀に活躍した世界の医学者Ⅺ
0098イラン・イスラム共和国出身
865-925を生きた医学者。9~10世紀のイスラム王朝(アッバース朝)に医学、哲学など幅広い分野でその名を刻んだ。天然痘と麻疹の臨床所見の違いを示すなど、特に医学分野でその名を馳せている。
【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥
0033フランス共和国出身
1298-1368を生きた医学者。ヴェサリウス以前の中世ヨーロッパにおいて、ガレノスによる解剖学を学び、外科医としてその名を刻んだ。1363年には外科指南書となったChirurgia magnaを著し、8章からなるラテン語で描かれたこの書は外科医のバイブルとなった。黒死病(ペスト)に立ち向かった医師としても記憶されている。
【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤

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0033フランス共和国出身
1827-1907を生きた化学者。有機化合物の合成や熱化学の分野で活躍し、その後政治家としてフランス国における要職を歴任した。
【化学の部屋|ベルテロ】19世紀に活躍した世界の化学者XXⅤNew!!
0039イタリア共和国出身
1826-1910を生きた化学者。有機化学の反応であるカニッツァーロ反応を発見。原子と分子,当量の明確な区別をしたことで物理学との整合性をもつ新しい原子量決定法と原子量体系を築く。このことから、後のメンデレーエフ(1834-1907)による周期表の発明に大きな影響を与えた。
【化学の部屋|カニッツァーロ】19世紀に活躍した世界の化学者XXⅣ

いらすとすてーしょん新キャラクター

館長

2022年より"いらすとすてーしょん"にお立ち寄りいただきありがとうございます

館長

さて本年いらすとすてーしょんの新キャラクターが誕生しました

館長

シューちゃんです