アルブレヒト・フォン・ハラー
Albrecht von Haller(1708-1777)
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こちらのページでは ハラー 18世紀に活躍した
世界の医学者④をお楽しみください
ハラー
イラストポートレート Syusuke Galleryより

スイス出身 1708-1777
ライデン大学でブールハーフェに師事し
その後1736年ゲッチンゲン大学の解剖学などの初代教授となる
1747年に生理学に関する概論Primae lineae physiologiae
1757~66年にかけて著した
Elementa physiologiae corporis humani. 8 Bändeで
生理学を大家となる
その中でも筋繊維の収縮は物理学的でなく筋肉内に
存在する物質による作用であることを見出した
また18世紀におきた論争、前・後成説で
ハラーは前成説の立場をとったことでも知られている
18世紀の西洋医学

いらすとすてーしょんでは医学の部屋より18世紀に活躍した世界の医学者と題してイラストポートレートをお届けしています
(参考)17世紀に活躍した世界の医学者たち

(参考)18世紀に活躍した世界の医学者たち

この特集でお届けしている18世紀に活躍した世界の医学者は↓みてね
ハラーって?

さて今回はハラーをお届けします

ハラーはどんな医学者だったの?
生理学を確立した医学者

ハラーはフェルネルより開花した生理学をブールハーフェから学び、体系化した医学者と考えられています
【医学の部屋|ブールハーフェ】18世紀に活躍した世界の医学者①

つまり生理学を確立した一人ってことかなぁ

そのように考えられると思います

まず1747年に生理学に関する概論となるPrimae lineae physiologiae※ を著します
※Internet Achiveより

そして集大成は1757~66年にかけて著した
Elementa physiologiae corporis humani. 8 Bände※ は、生理学一つの学問レベルに押し上げました
※Internet Achiveより

ハラーはのこれらの研究成果で生理学が確立したのだね

もう一つ、ハラーはDe partibus corporis humani sensilibus et irritabilibus(v1. 1752、v2. 1753)で新たな知見を発表します
※Internet Achiveより
筋肉の刺激感応性と神経の感応性

何が書いてあるの?

ハラーは筋肉だけが刺激によって収縮することを発見したのです

それは大きな発見だったの?

それまで筋肉の存在はもちろんわかっていたのですが、どうして収縮するのかわかっていませんでした

謎だったんだね

筋肉の動きを物理的に考えることが一般てきだったようですが、ハラーは筋肉の中に、刺激によって反応するメカニズムがあると考えたのだと思います

そして新たなこの理論はヨーロッパの知識人に大きなインパクトを与えたそうです

つまり刺激によって筋肉が反応するってことだよね

その通りです!シューちゃん

それを筋肉の刺激感応性(irritabiity)と呼びました

それと同時に、その刺激のもととなる神経が感応性(sensitivity)を引き起こすと考えたのです

筋肉の刺激感応性(irritabiity)と神経の感応性(sensitivity)かぁ

今ですと、これは末梢神経の感覚神経と運動神経の2つに分けられるのですが…

まだハラーはそこまで気づいていなかったってことなんだね

そうですが、このハラーの偉大な研究は当時のヨーロッパ中を駆け巡ったそうです

すごい医学者だったんだね!
前成説を支持したハラー

あと、ハラーは前成説、後成説論争で前成説を提唱したって書いてあったけど…

前成説、後成説って何?

18世紀前成説、後成説という発生メカニズムの議論が盛んに行われました

前成説は生き物が発生した段階ですべての形(雛形)がそこにあるという考え方です

う~ん、つまりニワトリで言えば、卵の黄身の中に目に見えないぐらいのニワトリの原型が存在しているって感じ?

シューちゃん!まさにその通りです

と、いうことは後成説は、成長段階で形が作られていくってこと?

シューちゃん!100点満点です

この議論で言えば、後成説が発展し現在に至っていますが、同時の主流は前成説が占めていたそうです

その発生メカニズムとしてハラーは前成説であると考えていたのだね

ハラーはかなり迷っていたようなのですが、最終的な結論は前成説だったそうですよ

そうやって科学は進歩していくのだね
次回はハンター

さて、18世紀に活躍した世界の医学者④ハラーは如何でしたか?

いらすとすてーしょんでは医学の歴史を彩ってきた偉人たちを…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!

今回の18世紀に活躍した世界の医学者④の制作には「医学の歴史(1964)」中公尾新書発行を参考図書として用いております
18世紀に活躍した世界の医学者たち
医学・新着偉人(It's New)はこちらから
【医学の部屋|ヘルモント】17世紀に活躍した世界の医学者⑨
【医学の部屋|シュタール】18世紀に活躍した世界の医学者Ⅺ
【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥
【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤
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