アル・ラーズィー





Abu Bakr al-Razi (865-925)

ようこそ!フリーイラストポートレートと

歴史の停車場いらすとすてーしょん
こちらのページでは ラーズィー 16世紀以前に

した世界の医学者⑥
をお楽しみください
※ラーゼスとも表記されています

ラーズィー
イラストポートレート Syusuke Galleryより

16世紀以前の西洋医学

館長

いらすとすてーしょんでは医学の部屋より16世紀以前に活躍した世界の医学者と題してイラストポートレートをお届けしています

(参考)16世紀以前に活躍した世界の医学者たち

(参考)17世紀に活躍した世界の医学者たち

(参考)18世紀に活躍した世界の医学者たち

(参考)19世紀に活躍した世界の医学者たち

ラーズィーって?

館長

さて今回はラーズィーをお届けします

シューちゃん

16世紀以前に活躍した世界の医学者シリーズも今回が最終回

シューちゃん

その最後に登場するラーズィーはどんな医学者だったの?

アッバース朝の時代に活躍した医学者

館長

このラーズィーはイスラム王朝(アッバース朝)期にもっとも活躍した医学者と考えられています

シューちゃん

アッバース朝といえばイスラム黄金期だったよね

館長

その時代にラーズィーは医学をはじめ、あらゆる科学、哲学など、その才能を余すところなく発揮したとされているのです

シューちゃん

超天才!ってところかぁ

医学書Kitab al-Hawi fi al-Tibbの著者

館長

そのラーズィーはKitab al-Hawi fi al-Tibbという13章で構成された医学書を残しておられまして…

館長

ラーズィーの死後、筆記者によって下記残されて現存しているのがこちらです

National Library of Medicine, United States
public domain
館長

1094年11月と署名されているこの写しは米国国立医学図書館に所蔵されている最古の本とのことでした

シューちゃん

いまから1000年も前の肉筆なんだね

天然痘と麻疹の臨床所見の違いを示す

館長

そしてラーズィーは天然痘と麻疹の臨床所見の違いを示した最初の医学者とも考えられているのです

シューちゃん

医学の部屋でも所々で天然痘は出てくるよね

館長

天然痘といえば、そのワクチンに携わったジェンナーでしょうか!?

1749-1823を生きた医学者。ジョン・ハンター(1728-1793)に医学を学び、牛痘に一度罹った人は天然痘に感染しないことを実証(牛痘接種法)し、それまでの人痘接種法を上回る免疫を獲得することに成功。1798年Inquiry into the Variolae vaccinae known as the Cow Poxを著し、その後のワクチン誕生への礎となった。
【医学の部屋|ジェンナー】19世紀に活躍した世界の医学者②
シューちゃん

当時はPCR検査なんてなかっただろうから…すごい偉業だったのだろうな…

館長

シューちゃん!PCR検査に結びつけるなんて…

1944-2019を生きた化学者は、わずかなDNAを大量に複製することを可能にしたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法を開発。その功績により1993年ノーベル化学賞を受賞。
【化学者の部屋|キャリー・マリス】PCR法を開発しました
館長

さて、16世紀に活躍した世界の医学者⑥ラーズィーは如何でしたか?

シューちゃん

今回のこのシリーズはここまでだね

館長

みなさんにとって印象に残っている16世紀以前の医学者はどなたですか?

シューちゃん

みんな印象的だったからな…

館長

いらすとすてーしょんでは医学の歴史を彩ってきた偉人たちを…

館長

これからもご紹介していきます

館長

どうぞお楽しみに!

シューちゃん

また会おうね!

館長

今回の16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥の制作には「医学の歴史(1964)」中公尾新書発行を参考図書として用いております

16世紀以前に活躍した世界の医学者たち

2024-05-200033フランス共和国出身

【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤

2024-05-190032ベルギー王国出身

【医学の部屋|ヴェサリウス】16世紀以前に活躍した世界の医学者④

2024-05-180033フランス共和国出身

【医学の部屋|パレ】16世紀以前に活躍した世界の医学者③

2024-05-170033フランス共和国出身

【医学の部屋|フェルネル】16世紀以前に活躍した世界の医学者②

2024-05-160041スイス連邦出身

【医学の部屋|パラケルスス】16世紀以前に活躍した世界の医学者①

医学・新着偉人(It's New)はこちらから

0032ベルギー王国出身
1579-1644を生きた医学者であり化学者。パレケルススの化学に基づいた理論で人体の機能を解き明かす医療化学の分野を進めた。四元素や体液説など古代医学を論駁し、また空気とは異なる気体の存在を見出し、この気体をガスと命名し、その概念を明らかにした。
【医学の部屋|ヘルモント】17世紀に活躍した世界の医学者⑨
0049ドイツ連邦共和国出身
1659-1734を生きた医学者であり化学者。 1708年生理学と病理学からなる医学理論書Theoria medica veraを著し、生物にはアニマという非物質が存在し、生命活動を営むとしたアニミズムを提唱した。そしてその理論は、ドイツ哲学者ライブニッツ(1646-1716)が提唱した生気論を牽引した。また化学の分野では、特にZymotechnia Fundamentalis(科学の基礎・1697年)にて、燃焼について酸化の考えにつながるフロギストンという物質をアリストテレスにより広く支持された四元素説に加え唱えた。
【医学の部屋|シュタール】18世紀に活躍した世界の医学者Ⅺ
0033フランス共和国出身
1298-1368を生きた医学者。ヴェサリウス以前の中世ヨーロッパにおいて、ガレノスによる解剖学を学び、外科医としてその名を刻んだ。1363年には外科指南書となったChirurgia magnaを著し、8章からなるラテン語で描かれたこの書は外科医のバイブルとなった。黒死病(ペスト)に立ち向かった医師としても記憶されている。
【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤
0032ベルギー王国出身
1514-1564を生きた医学者。2世紀ガレノスによって興った解剖を、De Humani Corporis Fabrica Libri Septem(1543年)によって解剖を学問レベルに引き上げた。その詳細な解剖図はガレノスの学説からの転換期となる。その後カール5世の侍医などの要職をつとめた。その解剖学の先鋭眼は当時の医学界に大きな衝撃を与え、風当たりも強かったとされる。 それらの背景には16世紀に発展した印刷技術によりガレノスの著作物に触れる機会が多くなったことが挙げられる。またこの当時の解剖学の先駆者としてはレオナルド・ダ・ヴィンチが挙げられ、その解剖図は数百とも言われ臓器図も描かれている。
【医学の部屋|ヴェサリウス】16世紀以前に活躍した世界の医学者④

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13東京都
1932-1999を生きた文芸評論家、英文学者。慶應義塾大学在学中に三田文学へ「夏目漱石論(1955)」「続・夏目漱石論(1956)」を発表。これらが「夏目漱石(1956)」として刊行され、文芸評論家としての歩み出す。その後「小林秀雄(1961)」など批評家として活躍する。1962(昭和37)年には、ロックフェラー財団研究員となり日本文学を講じるなどし、「アメリカと私(1965)」を著し、戦後日本とアメリカとの問題を正した。その後、東京工業大学、慶応義塾大学、そして大正大学の教授として後進の育成に尽力した。本名は江頭淳夫(あつお)。
【文学の部屋|江藤 淳】昭和時代編.185New!!
22静岡県
1931-2017を生きた詩人であり評論家。東京大学卒業後、読売新聞社記者を経て、明治大学教員となる。その間に、谷川俊太郎らの詩誌「櫂(かい)」などに参加。1956(昭和31)年に第一詩集「記憶と現在」で注目を集め、詩作と批評活動を展開した。朝日新聞に連載した「折々のうた」は短詩評論として、古典から現代までの詩歌を独自の視点から紹介し、日本の詩文化の普及に大きな足跡を残す。1996(平成8)年には日本人初となるストルガ詩祭で金冠賞を受賞。文学・美術・思想を横断する幅広い活動を通じて、詩と批評を融合させ、言葉の力を問い続けた文学者であった。
【文学の部屋|大岡 信】昭和時代編.184
シューちゃん

シュー(Syu)です
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館長

4年目を迎えた2025年も皆様に役立つ世界の偉人たちをシューちゃんと共にフリーイラストポートレートをお届けします

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