エドワード・ジェンナー
Edward Jenner(1749-1823)
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歴史の停車場いらすとすてーしょんへ
こちらのページではジェンナー 19世紀に活躍した
世界の医学者②をお楽しみください
- 1. ジェンナー イラストポートレート Syusuke Galleryより
- 2. 19世紀の西洋医学
- 2.1. (参考)17世紀に活躍した世界の医学者たち
- 2.2. (参考)18世紀に活躍した世界の医学者たち
- 2.3. (参考)19世紀に活躍した世界の医学者たち
- 2.4. ジェンナー って?
- 2.5. 牛痘接種法を発見
- 2.6. 牛が名前の由来となったワクチン
- 2.7. 牛痘はシーボルトによって持ち込まれるも…
- 2.8. 日本における天然痘との戦い
- 2.9. 次回はコルヴィザール
- 3. 19世紀に活躍した世界の医学者たち
- 4. 医学・新着偉人(It's New)はこちらから
- 5. 医学の部屋へようこそ
- 6. いらすとすてーしょん検索コーナー
ジェンナー
イラストポートレート Syusuke Galleryより
19世紀の西洋医学
いらすとすてーしょんでは医学の部屋より19世紀に活躍した世界の医学者と題してイラストポートレートをお届けしています
(参考)17世紀に活躍した世界の医学者たち
(参考)18世紀に活躍した世界の医学者たち
18世紀に活躍した世界の医学者は↓みてね
(参考)19世紀に活躍した世界の医学者たち
この特集でお届けしている19世紀に活躍した世界の医学者は↓みてね
ジェンナー って?
さて今回はジェンナー をお届けします
ジェンナー はどんな医学者だったの?
ジェンナーは炎症と化膿の第一人者に医学を学びました
【医学の部屋|ジョン・ハンター】18世紀に活躍した世界の医学者⑤
牛痘接種法を発見
2020年世界を震撼させたCOVID- 19は、まだ記憶に新しいですが…
ワクチンの開発とか、普及が毎日のように報道されていたよね
実はこれまでも人類は感染症との戦いが数々ありました
その中でも天然痘は紀元前から確認されているウィルスを病原体とした感染症で、猛威を長年ふるっていました
9世紀にこの人は天然痘について著していたって以前取り上げたよね
【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥
その天然痘と人類の戦いは…
中国やトルコなどで確認されていました
どうやって戦うの??
例えば、中国では天然痘に罹った人の膿を乾燥させて鼻腔に接種する人痘接種法と呼ばれる方法が行われていたと記録があるそうです
それは効果があるの?
以前のインヘンハウスのページでも綴りましたが、この人痘を体得した人と、しなかった人では死亡率が30倍※も違かったというデータがあったそうですよ
※NIH(National Library of Medicine) Web pageより
【医学の部屋|インヘンハウス】18世紀に活躍した世界の医学者③
確かにその内容は以前教えてもらっていたような…
そのインヘンハウスは英国で人痘接種法のスキルを学んで、オーストリアに広めたのでしたよね
つまり英国ではすでに人痘接種が多く行われていました
しかし、英国でも天然痘に罹患する危険は残っていたようです
つまり人痘接種が完璧ではなかったってことか…
そんな折、ジェンナー はBerkeley (Gloucestershire) ※ でクリニックを営んでいました
そのバークレーの農場の人たちは天然痘に罹患していない事実を目の当たりにしました
なぜ農場で働く人たちは天然痘に感染しないの?
農場では、牛がかかる感染症(牛痘)に人が罹ると、その人は天然痘を発症しないことが知られていたのです
そこにジェンナー は着目したのだね
はい!そこでジェンナー は牛痘に罹っていた乳牛搾りの女性から牛痘苗として膿をとり、8歳の少年の腕にこの膿を接種したのです
それまでは人痘だったのを牛痘にしたのだね
結果は、今で言う副反応が起こり、そしてその症状は数日で消えたそうです
そしてジェンナー は、この少年に本物の天然痘(人痘)を接種します
で、結果はうまくいったのだよね!?
シューちゃんの予測通り、その少年は人痘には無反応だったそうです
その後、ジェンナー は繰り返しこの方法を試して、同じ結果が得られたことから確信します
牛痘接種法の誕生だ!
ジェンナーは約2年間、この研究を続け1798年Inquiry into the Variolae vaccinae known as the Cow Pox ※を著します
※INTERNET ARCHIVEより
当初は全く受け入れられなかったそうですが、その後啓発活動を盛んに行い、その牛痘接種法が認められます
そしてジェンナーは、英国を代表する医学者として現在もその名を刻んでおられます
これがワクチンにつながるのか!
牛が名前の由来となったワクチン
先の人痘がワクチンの祖という見方もされるようなのですが、このジェンナーの牛痘が最初のワクチンと考えて良さそうですね
それから時を経て、Louis Pasteur(1822-1895)によってワクチンという名前が登場します
牛はラテン語でvacca、この牛から見出したジェンナーの功績をパスツールは敬意を表し、Vaccine(ワクチン)と命名したそうです
ジェンナーの発見は偉大だったんだね
牛痘はシーボルトによって持ち込まれるも…
このジェンナーの牛痘接種法は日本でもいち早く届けられていたのですよ
そうなの?
シーボルトはこの牛痘苗を初来日時に日本に持ち込み、最初の仕事として、この牛痘苗を日本人に接種したのです
【医学の部屋|シーボルト】ビフォーアフターP.F.シーボルト編⑤
それが日本で最初だったのかぁ…
しかし結果は失敗に終わります
日本人には合わなかったの??
いえ…そもそもの牛痘苗は、その効力(効果)を失っていたと考えられています
長旅で、もちろん当時は温度管理なんてできないから、牛痘苗が壊れてしまったのだね
いえ…そもそもの牛痘苗は、その効力(効果)を失っていたと考えられています
日本における天然痘との戦い
それで日本の天然痘との戦いはどうなったの?
日本における天然痘との戦いは、以前に緒方洪庵のページで取り上げていますので、ぜひご興味あれば覗いてください
そういえば、またこの江戸時代のワクチン特集をしたいって言っていたよね…館長!
お届けが遅れていてすみません…もう少しお待ちください…
次回はコルヴィザール
さて、19世紀に活躍した世界の医学者②ジェンナーは如何でしたか?
いらすとすてーしょんでは医学の歴史を彩ってきた偉人たちを…
これからもご紹介していきます
どうぞお楽しみに!
今回の19世紀に活躍した世界の医学者②の制作には「医学の歴史(1964)」中公尾新書発行を参考図書として用いております
19世紀に活躍した世界の医学者たち
医学・新着偉人(It's New)はこちらから
【医学の部屋|ヘルモント】17世紀に活躍した世界の医学者⑨
【医学の部屋|シュタール】18世紀に活躍した世界の医学者Ⅺ
【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥
【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤
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