「いらすとすてーしょん」12月推し偉人
1966年11月国立劇場こけら落とし公演「菅原伝授手習鑑」菅丞相を演じた「中村勘三郎(17代目) Kanzaburo Nakamura XVII」をピックアップします!
※国立劇場は建て替えのため、2023年10月末に閉場。開場予定は2029年秋ごろを予定

中村勘三郎(17代目) Kanzaburo Nakamura XVII

ようこそ 12月推し偉人のコーナーへ
フリーイラストポートレートと歴史の停車場いらすとすてーしょん」では毎月「推し偉人」を特集しています
【国立劇場建て替え記念|中村勘三郎(17代目) Kanzaburo Nakamura XVII】Nov./1966 をお楽しみください

国立劇場へようこそ

国立劇場こけら落としは「菅原伝授手習鑑」

みちざね

今回、いらすとすてーしょん12月推し偉人は「中村勘三郎(17代目)」ということで、わたし菅原道真と2代目中村鴈治郎氏の二人でナビゲートします

二代目がんじろう

わたしは成駒屋2代目中村鴈治郎と申します

みちざね

さて、どうして私たちがこのコーナーに呼ばれたのかなぁ

二代目がんじろう

「菅原伝授手習鑑」にまつわるからだと思いますよ

みちざね

「すがわらでんじゅてならいかがみ」ですか??

二代目がんじろう

「菅原伝授手習鑑(Sugawara Denju Tenarai Kagami)」は義太夫狂言の三代名作の一つで

みちざね

なんだか難しくなってきたぞぉ

二代目がんじろう

要は、文楽(人形浄瑠璃)や歌舞伎の演目です

みちざね

そういうことかぁ

二代目がんじろう

あなた様「菅原道真」のとある出来事を物語化した内容なんですよ

みちざね

まさか!?あの出来事かぁ?

二代目がんじろう

お察しの通りかも?

藤原時平との出来事ですよ!

みちざね

思い出したくもない…

二代目がんじろう

後ほど簡単に「菅原伝授手習鑑」の内容を紹介するとして、ここでは国立劇場について話を戻しましょう

みちざね

しかし、演目の内容が気になる…

国立劇場オープンは1966年11月

二代目がんじろう

気になるところだと思いますが…国立劇場ができたのは1966年11月でした

みちざね

ところで国立劇場とはなんぞや?

二代目がんじろう

国立劇場は私たち演劇人の夢だったのです

みちざね

劇場が夢?

二代目がんじろう

わたしたちの間でこんな想いがありましたん

みちざね

どんなぁ?

二代目がんじろう

諸外国、特にヨーロッパ各国では

二代目がんじろう

国家プロジェクトとして、伝統芸能を守っている

みちざね

例えば、オペラとか?

二代目がんじろう

そうです!

二代目がんじろう

オペラやバレエを上演するには多額のコストがかかるので、例えばフランスのオペラ座や、イタリアのスカラ座など有名ですよ

みちざね

なるほど

二代目がんじろう

そこで、日本の数々の伝統芸能も国として守ってほしいと願い続けていたんです

みちざね

そうだよねぇ

二代目がんじろう

日本には多くの伝統芸能がありますので…

みちざね

どれでどうなったの?

二代目がんじろう

戦後、いまの文化庁になる前の文化財保護委員会が動いてくれました

みちざね

と、いうことは!

二代目がんじろう

ようやく伝統芸能・文化の保存、継承、振興のために国立劇場が実現することになりました

二代目がんじろう

それが1966年11月、日本初の国立劇場(本館)開場です

みちざね

場所は、皇居からみて半蔵門の左手だね

二代目がんじろう

千代田区隼町というところです

みちざね

さぞ、関係者は喜んだんだろうなぁ

二代目がんじろう

それは、もう大盛り上がりでした

二代目がんじろう

そのこけら落としで!

みちざね

やっと私が出て来た意味がわかったぞ

二代目がんじろう

お察しの通りです

みちざね

その国立劇場の、こけら落としで「菅原伝授手習鑑」が公演されたんじゃな

二代目がんじろう

仰られるとおりです

通し狂言として・第一部・五幕が約3週間にわたって公演されました

二代目がんじろう

こちらで当時の配役もわかりますよ

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