ジョアキーノ・ロッシーニ
Gioachino Rossini
ようこそ!フリーイラストポートレートと
歴史の停車場「いらすとすてーしょん」へ
こちらのページでは【音楽家の部屋|ロッシーニ】19c.伊オペラ作曲家①をお楽しみください
※2023年2月23日公開【音楽の部屋|ロッシーニ】作曲家と美食家どっちが有名? もございます
- 1. ロッシーニ イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. 19世紀イタリアオペラ作曲家①
- 2.1. ロッシーニから始まる19世紀イタリアオペラ
- 2.2. まずはオペラの誕生のおさらい
- 2.3. バロック・オペラの始まり
- 2.3.1. モンテヴェルディ作 L' Orfeo
- 2.4. イタリアオペラの中心はナポリ楽派
- 2.5. バロックから古典派へ
- 2.6. イタリア音楽は低迷期
- 2.7. イタリア音楽に嵐を巻き起こすロッシーニ
- 2.8. ヴェネツィアでファルサ
- 2.8.1. ロッシーニ作 La cambiale di matrimonio(1810)
- 2.8.2. ロッシーニ作 L'inganno felice(1812)
- 2.8.3. ロッシーニ作 La scala di seta(1812)
- 2.8.4. ロッシーニ作 La scala di seta(1813)
- 2.8.5. ロッシーニ作 Adina(1818)
- 2.9. ヴェネツィアでオペラ・セリア
- 2.9.1. ロッシーニ作 Tancredi(1813)
- 2.10. ヴェネツィアでオペラ・ブッファ
- 2.10.1. ロッシーニ作 L'italiana in Algeri(1813)
- 2.11. 1816年ローマ
- 2.11.1. ロッシーニ作 Il barbiere di Siviglia(1816)
- 2.12. パイジエッロに喧嘩を売る?
- 2.13. イタリア・オペラの聖地ナポリへ
- 2.13.1. ロッシーニ作 Otello(1816)
- 2.13.2. ロッシーニ作 La donna del lago(1819)
- 2.14. フランスへ
- 2.14.1. オベール作 La Muette de Portici(1828)
- 2.14.2. ロッシーニ作 Guglielmo Tell(1829)
- 2.15. 次回はドニゼッティ
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
ロッシーニ イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
19世紀イタリアオペラの作曲家
- ジョアキーノ・ロッシーニ
- 1792-1868
- ガエターノ・ドニゼッティ
- 1797-1848
- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
- 1801-1835
- ジュゼッペ・ヴェルディⅠ初期
- 1813-1901
- ジュゼッペ・ヴェルディ Ⅱ中後期
- 1813-1901
- ジャコモ・プッチーニ
- 1858-1924
19世紀イタリアオペラ作曲家①
今回は2023年2月に引き続き、ロッシーニさんのイラストポートレートをお届けしました
【音楽の部屋|ジョアキーノ・ロッシーニ】作曲家と美食家どっちが有名?
再登場するには訳があるんだよね
そうです!シューちゃん
今回いらすとすてーしょんでは、全6回にわたって"19世紀にイタリアオペラ作曲家特集"を組みました
19世紀のイタリアといえばバロック以来のオペラの黄金期とも言われているよね
ロッシーニから始まる19世紀イタリアオペラ
その19世紀のイタリア・オペラのトップバッターはやはりこの作曲家を外すわけにはいきません!
その作曲家とはロッシーニさんだね
では19c.伊オペラ作曲家①ロッシーニさん編を、シューちゃんと共に探っていきます
まずはオペラの誕生のおさらい
まずはオペラの歴史について触れてみよう
そうですね、ではオペラの誕生についてはモンテヴェルディさんのページをまずはご参照ください
【音楽の部屋|モンテヴェルディ】オペラを開花させた作曲家
バロック・オペラの始まり
一応モンテヴェルディさんのオルフェオが最初の完成されたオペラ作品と言われてる
そしてイタリア各地にオペラは広がる
時代的にはここからがバロック時代のオペラですね
その後、オペラはイタリアとフランスでそれぞれの進化を遂げるんだね
この17世紀のイタリア、フランスにおけるオペラ特集は現在企画検討いていますので、もうしばらくお待ちください
イタリアオペラの中心はナポリ楽派
この17・18世紀のイタリアでおさえたいのはナポリ楽派
当時のイタリアオペラの中心でした
【音楽の部屋|レーオ】ナポリ楽派を軌道に乗せた作曲家
このナポリ楽派はスカルラッティさんが祖と言われている
そのナポリ楽派で和声法(harmony)を確立したのがレーオさん
全盛を誇ったナポリ楽派なんだけど…
18世紀後半になると魅力が低下していくのですよね
うん、アリア※中心が飽きてきちゃったみたい
※独唱や重唱などの歌のこと
イタリアオペラの中心だったナポリ楽派は低迷に追い込まれます
そうなるとイタリアでのオペラ全体が意気消沈…
つまり、イタリアにおけるバロック時代のオペラの終焉ということに…
バロックから古典派へ
そしてバロック時代は終わりを告げ、時が動く
古典派の時代ですよね
イタリア音楽は低迷期
この古典派と呼ばれる1750年代※以降、イタリアの音楽シーンは目立った動きはなかった
※J.S.Bachの没年
ウィーンやドイツ、そしてフランスなどが音楽の中心地っていう時代ですよね
そこに突如あらわれたのが…
イタリア音楽に嵐を巻き起こすロッシーニ
ロッシーニさんなのですね!
それまでのイタリアオペラを隆起させるようなオペラ・セリアでイタリアのオペラを再興させる
ヴェネツィアでファルサ
オペラ作曲のキャリアはヴェネツィアからスタートさせる
18歳のロッシーニさんが数日で完成させたという初のオペラは1810年に初演されました
このLa cambiale di matrimonioを皮切りに合計5作品ロッシーニさんはこのヴェネツィアでオペラ作品を手がけているよ
これらのオペラだけど"ファルサ"というジャンルに位置付けられている
"ファルサ"はイタリア語で、日本語だと茶番劇という意味です
いづれにしてもオペラ・ブッファ※に属しているよ
※オペラ・セリアではないオペラジャンル
①元々、当初のオペラは王室や貴族のために作られ、悲劇的な内容で構成されていました
②そこにナポリ楽派のペルゴレージさんが民衆の喜びや悩みをテーマとしたオペラを作り上げました
【音楽の部屋|ペルゴレージ】ブフォン論争の原点
そのことから①をオペラ・セリア、②をオペラ・ブッファと呼ぶようになりました
ロッシーニさんの、あと4つの"ファルサ"はこちら
ヴェネツィアでオペラ・セリア
そして成功した"ファルサ"に続いて、このオペラ・セリアで大成功を収める
Tancredi 、日本語だとタンクレーディですね
この作品は国際的に人々を魅了したんだ
ロンドン、そしてニューヨークでも上演されたのですよね
ヴェネツィアでオペラ・ブッファ
これに加えてロッシーニさんはこのオペラ・ブッファ作品も急遽手がけ、オペラ・セリア&ブッファの両ジャンルで成功を収めたんだ
飛ぶ鳥を落とす勢いとは、まさにこのことですね
ここまでがヴェネツィアでの仕事
1816年ローマ
そして舞台は1816年のローマ
ここでロッシーニさんの代名詞ともなるアノ作品が上演されるのですね
Il barbiere di Siviglia 、日本語だとセビリアの理髪師
パイジエッロに喧嘩を売る?
このセビリアの理髪師は1782年にパイジエッロさんがサンクトペテルブルクで初演を行なって大成功を収めた演目
【音楽の部屋|パイジエッロ】ロシアを魅了したナポリ作曲家
そのパイジエッロさんが亡くなった年にロッシーニさんのセビリアの理髪師が上演されて話題になったのですよね
パイジエッロさんを支持する側から猛反発があったらしいけど…
結局、今ではセビリアの理髪師はロッシーニさんの代名詞
これは逸話ですが、ロッシーニさんはパイジエッロさんにセビリアの理髪師を手がけたことをお手紙に認めていたらしいです
ロッシーニさんと同じイタリア出身の作曲家であり大先輩のパイジエッロさんに一言同じ作品を手がけたことを伝えたかったのかもしれません
イタリア・オペラの聖地ナポリへ
そしてロッシーニさんはナポリへ
ロッシーニさんはイタリア・オペラの聖地とも言えるこのナポリで、この作品で勝負しました
ナポリでの初演はオペラ・セリアのこの作品
ナポリの市民からは部外者扱いを当初受けていたとされるロッシーニさん
その一方で、この作品は一定の評価を受けたそうです
そしてナポリでのオペラ・セリア作品の集大成はこちら
ロッシーニさんはイタリア・オペラの真髄はオペラ・セリアにあると考えていたのでしょうか
ナポリにオペラ・セリアのルネッサンスが沸き起こった、そんなことを感じられる作品です
フランスへ
その後ロッシーニさんはヨーロッパ各地を外遊し…
その身はフランスだった
そこでロッシーニさん最後のオペラ作品に取り掛かっていたのですよね
そう、ロッシーニさん最後の作品はグランド・オペラ
グランド・オペラについてはオベールさんのページで紹介していますのでお立ち寄りください
【音楽の部屋|オベール】オペラコミックのプリンス
このオベールさんが初のグランド・オペラLa Muette de Porticiを上演
その翌年
グランド・オペラ2作品目となるGuglielmo Tellが初演を飾る
日本語ですとウィリアム・テル
ロッシーニさんはこのGuglielmo Tellが最後のオペラ作品だった
パリ・オペラ座はもちろんのこと、ニューヨーク、ロンドン、ウィーンそしてイタリア各地で上演される国際的なオペラ作品でした
この作品でオペラ界から身を引いたロッシーニさん
そのGuglielmo Tellが人気を博していたころ…
次のオペラ作曲家2人の名が響きだすんだよね
そうなのですよね!
そのお方の名は…
ベッリーニの先輩として多くのベルカント・オペラを手がけました
次回はドニゼッティ
この続きは2024年3月10日公開予定のドニゼッティ・19c.伊オペラ作曲家②で
【音楽の部屋|ドニゼッティ】19c.伊オペラ作曲家②
わたしはオペラ・セリア一筋でベルカント・オペラを手がけました
そしてその次は2024年3月11日にベッリーニ・19c.伊オペラ作曲家③を公開予定しているよ
【音楽の部屋|ベッリーニ】19c.伊オペラ作曲家③
いかがでしたか?
アリア中心で衰退の一途を辿ったナポリ楽派
一方でベルカント、それは"美しい歌"そのベルカントを求めていたロッシーニさん
ロッシーニさんの求めていたベルカントをロマン派時代に見合う形で、ご自身の作品に模索していたのだと感じます
そのベルカントを、ドニゼッティさんやベッリーニさんが受け継いでいきます
19c.イタリアオペラ作曲家特集では、今回のロッシーニをはじめドニゼッティ、ベッリーニ、そしてヴェルディ、プッチーニと展開予定です
さて今回はジョアキーノ・ロッシーニを19世紀のイタリアオペラの視点から取り上げさせていただきました
いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…
これからもご紹介していきます
どうぞお楽しみに!
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2022年より"いらすとすてーしょん"にお立ち寄りいただきありがとうございます
さて本年いらすとすてーしょんの新キャラクターが誕生しました
シューちゃんです
シュー(Syu)です
よろしくね
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