ジュゼッペ・ヴェルディ
Giuseppe Verdi
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こちらのページでは【音楽家の部屋|ヴェルディ】19c.伊オペラ作曲家④をお楽しみください
※ヴェルディ作品Jérusalem(1847)までをとりあげました
- 1. ヴェルディイラストポートレート(Syusuke Galleryより≈ )
- 2. 19世紀イタリアオペラ作曲家④
- 2.1. 第1~3回の振り返り
- 2.2. 全6回の4回目はヴェルディ
- 2.3. 若き苦労人・ヴェルディ初期
- 2.4. ミラノ音楽院不合格
- 2.5. ラヴィーニャとの出会い
- 2.6. ロッシーニ、ベッリーニ・オペラとの出会い
- 2.7. オペラ作曲へ
- 2.8. 悲しみの中の初作品
- 2.8.1. ヴェルディ作 Oberto, Conte di San Bonifacio(1839)
- 2.9. 悲しみのどん底の2作品目
- 2.10. 再起に向けた3作品目
- 2.10.1. ヴェルディ作 Nabucco(1842)
- 2.11. Risorgimentoとつながる
- 2.11.1. ヴェルディ作 Nabucco Act 3: "Va pensiero"
- 2.12. シェイクスピア作品を手がける
- 2.12.1. ヴェルディ作 Macbeth(1847)
- 2.12.2. ヴェルディ作 Macbeth Maria Callas(1952)
- 2.13. グランド・オペラへ
- 2.13.1. ヴェルディ作 Jérusalem(1847)
- 2.14. 次回はヴェルディ続き(Ⅱ中期)
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
ヴェルディイラストポートレート(Syusuke Galleryより≈ )

ロッシーニやドニゼッティ、ベッリーニに影響を受け
その後イタリア統一運動(Risorgimento)と連動した音楽活動で
イタリアのみならず19世紀を代表する作曲家となる
ヴェルディ作品は初・中・後期に分類することができ、
それぞれNabuccoやMacbeth
Trilogia popolare、Don CarloやFalstaffなどが
代表作品とされる
教会音楽としてレクレイムを1874年に詩人マンゾーニに捧げた

この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
19世紀イタリアオペラの作曲家
- ジョアキーノ・ロッシーニ
- 1792-1868

- ガエターノ・ドニゼッティ
- 1797-1848

- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
- 1801-1835

- ジュゼッペ・ヴェルディ Ⅰ初期
- 1813-1901

- ジュゼッペ・ヴェルディ Ⅱ中後期
- 1813-1901

- ジャコモ・プッチーニ
- 1858-1924

19世紀イタリアオペラ作曲家④

19世紀イタリアオペラ作曲家も第4回目を迎えたよ
第1~3回の振り返り

では、ここまでの振り返りをシューちゃん、お願いします

トップバッターはロッシーニさん
【音楽の部屋|ロッシーニ】19c.伊オペラ作曲家①

"美しい歌"、ベルカントを求めて続け19世紀のイタリアオペラの幕を上げた偉大な作曲家でした


お二人はロッシーニさんの目指したベルカント発展させました
全6回の4回目はヴェルディ

そして第4回目となる今回は…ヴェルディさんです

2023年2月にもヴェルディさんのイラストポートレートをお届けしています

19世紀、オペラ界の最高峰が登場だね

今回はヴェルディ作品の1847年Jérusalem(エルサレム)までを綴ります

ではシューちゃん、ヴェルディさんのご紹介をお願いします
若き苦労人・ヴェルディ初期

イタリア・パルマ郊外ブッセート に生まれたヴェルディさん

ここにはヴェルディさんの美術館※があります
※National Museum of Giuseppe Verdi

幼少期から音楽を学ぶ環境にあったんだって

教育熱心なご家族だったみたいですね

メキメキと音楽の才能を開花させたヴェルディさん
ミラノ音楽院不合格

でも、その願いは叶わなかったのですよね…

ヴェルディさん最初の挫折だったのかもね

でもね、

その時、ヴェルディさんの実力を見抜いていた人物がいたんだ
ラヴィーニャとの出会い

それがVincenzo Lavignaさん(1776-1836)ですね

このことで、ヴェルディさんは生涯、ラヴィーニャさんを敬っていたんだって

そのラヴィーニャさんの勧めでヴェルディさんはミラノ・スカラ座 に出入りするようになって
ロッシーニ、ベッリーニ・オペラとの出会い

ロッシーニさんやベッリーニさんのオペラに初めて触れたんだ

とても感化されたのでしょうね
オペラ作曲へ

そしてヴェルディさんはオペラを作曲する機会を手にいれる

ここからは順風満帆という感じ…ではなかったのですよね

そうなんだよね…

以前からの恋人と結婚して子供もできたのだけど…

幼くして他界してしまうのですよね
悲しみの中の初作品

そんな悲しみの中で最初のオペラが完成

ヴェルディさんの記念すべき初作品で成功を収めた

これに気分を良くしたスカラ座の興行師Bartolomeo Merelliさん(1794-1879)は追加の契約を促したのですよね!

そんな頃、またまたヴェルディさんの身の上に不幸が襲う

1840年に、二人のお子さんのところに奥様も逝ってしまうのですよね…
悲しみのどん底の2作品目

不幸のどん底にあったヴェルディさんは、その年に上演された自身2作品目のオペラで大失敗…

もう作曲家を辞める!と自暴自棄になったヴェルディさん

そんなヴェルディさんの支えとなったのが先ほどの興行師Bartolomeo Merelliさんだったとお聞きしています
再起に向けた3作品目

メレッリさんはヴェルディさんにこの作品で再起を促した

それが"ナブッコ"

ヴェルディさんはメレッリさんに繰り返し作曲活動を再開するよう説得されたそう

それでもヴェルディさんは首を縦には振らなかった

しかし…

メレッリさんから受け取っていたTemistocle Soleraさん(1815-1878)のこの"ナブッコ"の台本が机から転がって偶然このテキストが現われた…っていうクダリですよね!

「Va, pensiero sull'ali dorate」

「黄金の翼に乗って」だね

まっ、そうやって伝わっているけど脚色っぽい感じかな

物語的な?

いずれにしてっもヴェルディさんはこの作品を完成させたからすごい

ちなみにナブッコって"ネブカドネザル二世"を指していて…

この王様は、ユダ王国を滅ぼした際イスラエル人をバビロンに連行・移住させた事件"バビロン捕囚"を起こした人物だよ

祖国から追放されたユダヤ人
Risorgimentoとつながる

そのユダヤ人たちが祖国を想い歌ったのが…

Va, pensiero

ナブッコの第3幕の「ヘブライ人奴隷の合唱」

この"ナブッコ"は1842年スカラ座で上演されて興行収入を塗り替えるほどの大成功を収める

ヴェルディさんの大復活となる作品になったのですね

それだけじゃないんだ

このヘブライ人奴隷の合唱の一節は、イタリア統一運動(Risorgimento)の象徴的な曲となる

つまり「ヘブライ人奴隷の合唱」という曲が、イタリア統一運動のシンボル的存在になったということですね

そう!だからヴェルディ=イタリア統一運動の方程式が完成したってこと

いまでもこの曲が"イタリア第二の国歌"と呼ばれる所以はここにあったのですね

作曲家として新たなスタートとなったヴェルディさん
シェイクスピア作品を手がける

この時期に、もう一つの起点となる作品

"マクベス"ですね

この作品の原作"マクベス"はシェイクスピア悲劇 の1つです

ヴェルディさんはこの作品に作曲

シェイクスピア作品にヴェルディさんが高い関心をもっていたということですよね

しかしこのオペラの内容が当時の社会には合わない風潮があったみたい

ヴェルディさんは自身満々だったみたいだけど…

この作品は1847年に初演、その後上演され続けたみたいです、しばらく忘れ去られる時期があったみたいですね

そんな中、1952年のスカラ座で再び脚光を浴びるんだ

わたしがマクベス夫人を演じました
【音楽の部屋|マリア・カラス】Maria by Callas

マリア・カラスさんの素晴らしい歌声が世界を動かしたとお聞きしています

この上演は、この作品を再考するきっかけを与えた

それ以来、"マクベス"は現在も人気の演目となっているんだ
グランド・オペラへ

あと、この"マクベス"が初演された1847年にヴェルディさんのもう一つの作品を手がけている

"エルサレム"ですね

ヴェルディさん初のグランド・オペラ作品

ヴェルディさんはグランド・オペラに3つの作品※を残していますが、その最初の作品が"エルサレム"です
※Jérusalem(1847)、Les Vêpres siciliennes(1855)、Don Carlos(1867)

ヴェルディさんは、1839年に初のオペラ作品を手がけてから、実に8年でグランド・オペラに名を連ねたってことだね

ヴェルディさんの作曲家としての活動は初期、中期、後期に分けることができるとされています

大まかに、ここまでがヴェルディさんの初期の作品をピックアップしながらお届けさせていただきました

次回はヴェルディさんの中後期の作品をみてみよう

ヴェルディさんのその中期といえばもちろんTrilogia popolare

ヴェルディさんの人気の3部作となった Rigoletto(リゴレット)、Il trovatore(トロヴァトーレ)、 La traviata(椿姫)の登場からスタートだね

シューちゃん、今回もありがとうございました

次回もヴェルディさんのご解説をお願いします
次回はヴェルディ続き(Ⅱ中期)

この続きは2024年3月13日公開予定のヴェルディ・19c.伊オペラ作曲家⑤で会おうね
【音楽の部屋|ヴェルディ】19c.伊オペラ作曲家⑤

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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