ガエターノ・ドニゼッティ
Gaetano Donizetti
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こちらのページでは【音楽家の部屋|ドニゼッティ】19c.伊オペラ作曲家②をお楽しみください
- 1. ドニゼッティイラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. 19世紀イタリアオペラ作曲家②
- 2.1. 全6回の2回目はドニゼッティ
- 2.2. ロッシーニの後継者ドニゼッティ
- 2.3. D.バルバイアに見出されたドニゼッティ
- 2.4. ナポリへ
- 2.4.1. ドニゼッティ作 Anna Bolena(1830)
- 2.5. 1830年のミラノ・オペラシーズン
- 2.5.1. ベッリーニ作 La sonnambula(1831)
- 2.6. ベルカントを追求
- 2.6.1. ドニゼッティ作Lucia di Lammermoor(1835)
- 2.7. ベッリーニ逝く
- 2.8. パリへ
- 2.9. グランド・オペラへ3作品
- 2.9.1. ドニゼッティ作 La favorita(1840)
- 2.9.2. ドニゼッティ作 Les martyrs(1840)
- 2.9.3. ドニゼッティ作 Dom Sébastien, roi de Portugal Donizetti(1843)
- 2.10. 次回はベッリーニ
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
ドニゼッティイラストポートレート(Syusuke Galleryより )
この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
19世紀イタリアオペラの作曲家
- ジョアキーノ・ロッシーニ
- 1792-1868
- ガエターノ・ドニゼッティ
- 1797-1848
- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
- 1801-1835
- ジュゼッペ・ヴェルディⅠ初期
- 1813-1901
- ジュゼッペ・ヴェルディ Ⅱ中後期
- 1813-1901
- ジャコモ・プッチーニ
- 1858-1924
19世紀イタリアオペラ作曲家②
前回はロッシーニさんのイラストポートレートをお届けしました
【音楽の部屋|ロッシーニ】19c.伊オペラ作曲家①
今回はドニゼッティさんだね
シューちゃん、ご紹介ありがとうございます
全6回の2回目はドニゼッティ
ただいまは全6回にわたって"19世紀にイタリアオペラ作曲家特集"を組んでいます
その第2回目だね
前回はオペラの誕生から19世紀ロッシーニさんの活躍まで綴りました
もう一度ご覧になられたい方はこちらからお願いします
そして今回はロッシーニさんと同じくロマン派、ベルカント・オペラで活躍したドニゼッティさん
ロッシーニの後継者ドニゼッティ
ドニゼッティさんは、ロッシーニさんの後継者ってよく言われていますよね
D.バルバイアに見出されたドニゼッティ
奇才のオペラ興行師、D.バルバイアさん(1778-1841)によってナポリの地を踏むんだ
D.バルバイアさんはたしかロッシーニさんやベッリーニさんとも関わっっていましたよね
当時、オペラ劇場運営に大きく関わっていたのが興行師という存在
その興行師の中でもイチバンの腕利と称されたのがD.バルバイアさん
ちなみにヴィヴァルディさんは作曲家でもあり、オペラ興行にも携わって莫大な富を築いたとされています
【音楽の部屋|ヴィヴァルディ】協奏曲を築いた作曲家
さて、話を戻して…
ナポリへ
ボローニャで活躍していた新鋭の作曲家だったドニゼッティさんに目をつけたD.バルバイアさんはスカウトをして1822年にオペラの聖地であったナポリに連れていく
そこでみるみるうちに頭角を現した
そのナポリ滞在中にオペラ作品を数々残していますよね
うん!そしてドニゼッティさんが世界に衝撃を与えた作品がこれ!
チューダー王朝ヘンリー8世の妃であったアン・ブーリン
エリザベス1世のお母さんでもあるよね
そのアン・ブーリンの悲劇を題材としたこのオペラ
1830年のミラノ・オペラシーズン
1830年12月にミラノ・カルカノ劇場で初演を飾って、空前絶後の大ヒット
ドニゼッティさんがこの作品で世界の扉を開いたといっても過言ではなさそうです
この1830年のミラノ・オペラシーズンには好敵手であり後輩のベッリーニさんも呼ばれていたんだ
ベッリーニさんは春シーズンにLa sonnambulaで勝負し、これも大ヒットしたのですよね
この2人の作品はオペラ・セリアだったんだね
ベルカントを追求
そして最も共通していたのはベルカントを追求していた点でしょうか
ベルカント、それは"美しい歌"そのベルカントを求めたロッシーニさんとのアイデンティティを感じます
名実共にオペラ作曲家の頂点に立ったドニゼッティさん
その時のドニゼッティさんの作品がこれだと思う
ベッリーニ逝く
この作品が上演されたのが1835年
そう、この年は好敵手であり後輩のベッリーニさんが亡くなった年でした
ベッリーニさんが亡くなった9月23日の3日後にこの作品が上演されたってことだね
この時すでにロッシーニさんは引退をしていたので、ベルカント・オペラはドニゼッティさんの肩にすべてが託されたとも理解できそうです
パリへ
その後、ベルカント・オペラすべてを背負ったドニゼッティさんはパリを目指す
ナポリで少し"いざこざ"があったみたいでしたね
それがドニゼッティさんのキャリアに拍車をかける結果になったと思う
グランド・オペラへ3作品
1840年、ついにドニゼッティさんはグランド・オペラとしてこの2作品が上演された
つまりロッシーニさんと肩を並べたということですか!
この時代のオペラ作曲家であれば、このグランド・オペラという舞台を目指したのだろうね
そして3作品目も1843年に上演される
ロッシーニさんに続きイタリア作曲家におけるベルカント・オペラがパリ・オペラ座に4作品も響いたのですね
そしてこの作品がドニゼッティさんの最後となったよ
シューちゃん、今回も解説ありがとうございました
19世紀のイタリアオペラをベルカント・オペラとして位置付け発展させた前回のロッシーニさんに続き、今回はドニゼッティさんをお届けしました
このドニゼッティさんの活躍に続くのは、イタリア・オペラを最高レベルに引き上げたとされるジュゼッペ・ヴェルディさんです
そしてドニゼッティさんの好敵手であり後輩のベッリーニさんは…
次回はベッリーニ
この続きは2024年3月11日公開予定のベッリーニ・19c.伊オペラ作曲家③で楽しんでね!
【音楽の部屋|ベッリーニ】19c.伊オペラ作曲家③
ベルカントそれは美しい歌、そのベルカントを求めていたロッシーニさん
今回は触れませんでしたが、ロッシーニさんの求めていた華やかで高レベルなベルカントを、ドニゼッティさんはより深くそして力強いベルカントを追求しました
一方でベルカントを求め続けることはお互いの共通点であったと感じます
次回の19c.イタリアオペラ作曲家特集では、ロッシーニ、ドニゼッティに続き、ベッリーニをピックアップし、その後ヴェルディ、プッチーニと展開予定です
さて今回はガエターノ・ドニゼッティを19世紀のイタリアオペラの視点から取り上げさせていただきました
いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…
これからもご紹介していきます
どうぞお楽しみに!
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