歌川広重 Utagawa Hiroshige
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こちらのページでは【画家の部屋|歌川広重】
旅ブームでバズる名所絵 をお楽しみください
- 1. 歌川広重イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. 歌川派って?
- 3. 広重の名所絵
- 3.1. 東海道五十三次
- 3.2. 蒲原
- 3.3. 副題は夜之雪
- 3.4. 静岡が雪景色?
- 4. 旅ブームでバズる広重!?
- 4.1. 1830年ごろは名所絵ブーム?
- 4.2. 歌川国芳作 東都三ツ股の図
- 4.3. 200年前にスカイツリー?
- 4.4. 浮世絵のニーズって??
- 4.5. 歌川国貞作 当世好男子伝・松
- 4.6. 名所絵が人気になる理由とは
- 4.7. 改印制度発令
- 4.8. 安全な作品って?
- 4.9. 江戸時代の旅事情
- 4.10. 江戸時代の歩き方
- 4.11. 名所絵全盛期到来
- 5. いらすとすてーしょん風?名所絵!?
- 6. 画家・新着偉人(It's New)は
こちらから - 7. いらすとすてーしょん検索コーナー
歌川広重イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
歌川派って?
歌川派については私のイラストポートレートにお立ち寄りください
【画家の部屋|歌川豊国】役者絵はリタッチで大人気
広重の名所絵
東海道五十三次
53の宿場とスタートの江戸日本橋、そしてゴールの京三条大橋の55枚からなる大作を満を持して書き上げました
かの有名な「東海道五十三次」ですね
ところで
そして各絵には描く様をあらわす副題も楽しみの一つです
蒲原
では私の名所絵を東海道五十三次 蒲原をご覧ください
蒲原 夜之雪
Wikimedia Commonsより
副題は夜之雪
副題は夜之雪
笠をまとった人物のみに色が施され、
暗闇に降り続く雪との相対的な叙情性を感じる作品
静岡が雪景色?
東海道蒲原は静岡県に位置し温暖な土地
そこにしんしんと降り続く雪
広重さんの意図はどこに?
ちなみに静岡県蒲原はこのあたりです
旅ブームでバズる広重!?
1830年ごろは名所絵ブーム?
ちなみに私と共に活躍していた歌川国芳さんも名所絵(風景画に近い?)を手掛けています
歌川国芳作 東都三ツ股の図
東都三ツ股の図
The Metropolitan Museum of Art所蔵
歌川国芳さんの「東都三ツ股の図」
これは広重さんの東海道五十三次を発表する数年前(1830年ごろ)の作品とされています
煙と雲が一体化するユニークな表現
200年前にスカイツリー?
左手後方にはスカイツリーを彷彿させるような櫓
そしてレインボーブリッジ?ベイブリッジ?と錯覚させる木橋の永代橋
国芳さんには200年後の東京が見えていたのかもしれません
そういえば、葛飾北斎さんが富嶽三十六景を発表したのもこの(1830年)頃でしたよね?
と、いうことはこの時代は名所絵が流行っていたということですか??
よく気がつきましたね
やっぱり!
浮世絵のニーズって??
ちょいと時代背景をみてみましょう
歌川派が興ったころも、その前も、
浮世絵に求めているものは刺激や派手さだった
歌川国貞作 当世好男子伝・松
当世好男子伝(ようせいすいこでん)・松
Museum of Fine Arts, Boston所蔵
このような作品ですね
【画家の部屋|歌川国貞】役者絵の国貞
そうそう!
名所絵が人気になる理由とは
それが、とある出来事が重なって名所絵が持て囃されるようになったんです
と、ある出来事というと??
まずは幕府のお達しの数々なんだけど…
改印制度発令
松平定信の行った寛政の改革(1790年)の改印制度※が発端かなぁ
※あらためいんせいど
この制度は印刷物は幕府のお墨付きをもらわないと出版できないことを意味しているんです
そうすると、これまで自由奔放の浮世絵界(少々言い過ぎ?)は大打撃ですよね
おっしゃるとおり!
特に幕府の批判や無駄使い、風紀を乱すものが対象
もし幕府に目を付けられると厄介なことになる
安全な作品って?
そこで、我々は安全な名所絵に着目したんだ
でも広重さん、浮世絵に求められているものは「刺激や派手さ」って仰っておられましたけど…
それにはもう一つの理由があるのですよ
もう一つとは…
江戸時代の旅事情
空前の旅ブーム到来!
旅ブームですか?
確か幕府は人々の移動を認めていなかったと記憶していますが…
詳しいですね!
もし関所を越えようとすると通行手形が必要でした
今でいうパスポートですか
この通行手形は旅目的では発行されません
ではどんな目的なら発行していただけるのですか?
それは、寺社仏閣への参詣であればOKだったのです
特にお伊勢参りなぞは、ほぼ100%
その他の有名どころの寺社仏閣もほとんど許可されることが多かった
それならば参詣を理由に旅に!
こんな風潮がこの時代に沸き起こりました
江戸時代の歩き方
ちなみに「名所図会」という、今で言うガイドブックも登場しました
これですね!
斎藤月岑作 江戸名所図会
Wikimedia Commonsより
旅ブーム到来!
名所絵全盛期到来
だったら浮世絵も旅をテーマに!
それで53の宿場とスタートの江戸日本橋、そしてゴールの京三条大橋の55枚からなる大作が出来上がるのですね
この五十五枚と言うのがミソなんですよ
商い的にはね
それって、コレクター心理をうまく掴んだってことですか!
そんなところだよ
すべての絵を揃えたくなるでしょ!
やっぱりね!!
広重さんはそれから数々の名所絵シリーズを展開
その名は世界に今もなお響かせています
いらすとすてーしょん風?名所絵!?
もし広重さんが、いま名所絵を描いたらどんな感じになるのかと興味が湧いてきました
そこで、ここはDALL-E(生成AI)さんにお願いして、いらすとすてーしょん風名所絵を描いていただきました
飛鳥山 春之街
神田川 秋之夕暮
DALL-Eさん、なかなかの腕前ですな
では少し、広重さん風に
富士とツリー 嵐之前
歓楽街 夜明前
お粗末でした
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