【3分でわかる】「前田青邨」洞窟の頼朝と礼拝堂の壁画-鎌倉殿の13人放送記念-

せいそん

岐阜県中津川出身「前田青邨(せいそん)」やお。

本名は…前田廉造です。

ここで生まれました。

せいそん

あれっ、これっていま話題沸騰のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とどう繋がるの??…と思った「ユー」!

せいそん

まぁ、お付き合いください。

せいそん

私は1885年小売店を営む次男として生まれました。

幼い頃からとても絵を描くのが好きで、地元では高評判だったんやおね。

せいそん

それが功を奏して、16歳で当時人気絶頂であった日本画家「梶田半古」巨匠に弟子入りのため上京!

翌年には半古師匠から「青邨」の雅号を貰ったん。

「せ・い・そ・ん」いい響きやおね!

そしてそして日本絵画協会へ初入選も果たしたやお。

こけい

私は青邨の2つ上の兄弟子「小林古径」さ。

「こ・ば・や・し・こ・け・い」

せいそん

こけい先輩!もう少しお待ちください!!

この頃の私は大和絵を思いっきり勉強して、特に力を入れたのは歴史画、肖像画や花鳥画。

ちなみにこれは晩年の作ですが…。

バチカン美術館より
天正貴婦人像1974年作
(細川ガラシア婦人蔵)
メナード美術館より
紅白梅1960年作
せいそん

でもこの頃から伝統を重んじていた日本画に、西洋画の精密描写からなる写実や華麗な色彩表現を取り入れようとする動きが東京美術学校(現東京藝術大学)を中心として活発になってきたからややこしくなるんやお。

しゅんそう

わたしもこの渦中、東京美術学校で卒業制作に取り組んでいたずら。

よかったらこちらも覗いてずら【反戦】寡婦と孤児

せいそん

おっ!長野県飯田市が育んだ日本画家の「菱田春草」氏!!

美大を首席で卒業とはすごいやお。

こけい

私は青邨の2つ上の兄弟子「小林古径」さ。

ここで登場してもいいさね。

せいそん

古径先輩、お待たせしました。

当時わたしは、西洋画の台頭で伝統的な日本画家から洋画家に転身しようかと、本気で悩んだんですやお。

でも思いとどまったというよりは…。

先輩とご一緒した、あの…。。

こけい

時は1922年10月、私たちが所属する「日本美術院」の創立25周年記念事業だったさ

せいそん

そうやお、そうやお!

こけい

この事業で私と視察に渡欧したんさね。

その時さ。

確か…イタリア滞在中のあの礼拝堂だったさね。

せいそん

スクロヴェーニ礼拝堂やお。

そこで見たフレスコ壁画。

ジョット

Buon giorno!

わたしが描きました。

せいそん

これは、これは、後期ゴシックの偉大な巨匠!

そして西洋絵画の父「ジョット・ディ・ボンドーネ」画伯

ジョット

1305年完成したイタリアパドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂の私の描いた装飾画を見てくれてグラッチェ。

ジョット

聖母マリアとイエス・キリストの生涯をフレスコ画で表現したもので、後世では「初期ルネサンス絵画最高傑作のひとつ」なんて評価されているグラッチェ。

せいそん

わたしはこの壁画を見て腹を決めました。

こけい

あのときの青邨の目は輝いていた!と思ったさ。

せいそん

前田青邨、日本画、西洋画、に捉われず、私自身が描きたいものを描く!と。心に刻んだんやお。

ジョット

ちなみに…どのあたりを評価されたのチャオ?

せいそん

人格高潔、人々の模範となるような聖人を、いち個人(一般人?)として表現の豊かさや空間(立体)表現で描いているところやお

こけい

それって、晩年にそなたの残した言葉

「歴史といふものに対して積極的な興味を感ずるといふ事」につながっているのかさ?

せいそん

それは、わたしの帰国後の作品を見ていただいて評価してほしいやお。

ジョット

なるほど。。

せいそん

プレーゴ

ジョット

ところで、そんな私のこの作品に日本で出会えるって聞いたけど。

せいそん

ちょっと、ちょっと、ジョットさん。その前に私の話をもう少し聞いてやお。

せいそん

それからイギリスにも立ち寄って大英博物館で依頼の仕事を古径先輩と取り組んで帰国したんやお。

せいそん

帰国後、時を経て昭和に入り1929年(昭和4年)完成させた「洞窟の頼朝」を再興16回院展に出展、そして映えある第一回朝日文化賞を受賞できたやお。

こけい

努力の賜物さ。

しゅんそう

わたしは36歳で早世してしまいましたが、私の母校の教授になられて後進の育成にあたられたのですね。

せいそん

「洞窟の頼朝」がまさに転機になったやお。

これも礼拝堂の壁画で開眼できたからやお!

ジョット

それで私の作品の日本で出会える話は??

せいそん

おっと、そうだったやお。

それは徳島県が誇る大企業「大塚グループ」創立75周年記念事業で設立した「大塚国際美術館」やお。

ジョット

わざわざイタリアから持ってきたの?泥棒!?

せいそん

そんなことはあらすか。

「大塚国際美術館」の職人さんが綿密に現地調査を経て壁画を陶板に置き換え「もうひとつのスクロヴェーニ礼拝堂」を作り上げたんやお。

ジョット

この記事は参考になりました。

もうひとつのスクロヴェーニ礼拝堂前編

もうひとつのスクロヴェーニ礼拝堂後編

イタリアまで行かなくても雰囲気味わえるのはすごい!

せいそん

当時は長旅でした。

そして「鎌倉殿の13人」のおかげで「洞窟の頼朝」にもスポットライトが少し当たって、わっちも少し嬉しいやお。

せいそん

ここまで付き合ってくれて嬉しいやお。

きのどく、うたて〜

せいそん

よかったらYouTubeも作成したので見てほしいやお!

今回いらすとすてーしょんではNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送を記念して、その第6回に放送された石橋山の合戦で大敗を喫した頼朝と6名の護衛が身を寄せた石橋山の山中にある洞窟、この洞窟の様子を「洞窟の頼朝」として描いた岐阜県出身画家前田青邨と、その青邨の画家人生に転機をもたらしたイタリアを代表する画家ジョットを取り上げさせていただきました。日本を代表する歴史画「洞窟の頼朝」が完成した背景とは!? この人知ってる?新たな出会いがあるかも!?いらすとすてーしょんSyusukeGalleryよりイラストポートレートを通じて特集をこれからも組んで参ります。
※当内容は2022年3月14日にYouTubeへアップした内容を 一部修正しお届けさせていただいております。

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