荻生徂徠
Ogyu Sorai (1666-1728)
ようこそ!フリーイラストポートレートと
歴史の停車場いらすとすてーしょんへ
こちらのページでは 荻生徂徠
江戸の儒学と医学②をお楽しみください
※荻生徂徠 江戸の儒学と医学②は医学の部屋よりお届けします
荻生徂徠
イラストポートレート Syusuke Galleryより
江戸時代の儒学と医学
この特集でお届けする儒学者であり医学の心得をもった人たち↓
江戸時代の医学を重んじた儒学者
江戸時代の儒学と医学
今回いらすとすてーしょんでは医学の部屋より全4回にわたって、この企画をお届けしています
前回は中江藤樹さんだったよ
【医学の部屋|中江藤樹】江戸の儒学と医学①
江戸時代の医療って
では恒例の江戸時代の医療の現状について確認しておきましょう
このあたりは「江戸時代の意外な医業者」でもお届けしている内容だよ
では、繰り返しになりますが簡単に紹介させていただきます
江戸時代の初期は漢方による医学が主流、というよりは漢方しかなかった時代とも言えます
漢方医学の祖・田代三喜
その漢方医学の発展に努めました
【医学の部屋|田代三喜 Sanki Tashiro】日本漢方医学の祖
江戸も後期になればオランダ医学なる西洋医学が入ってくるんだよね
確かに後期にはね!
今回はその前に焦点を当てています
医術は儒学の中に?
それで今で言うところの医学は、江戸時代の学問である国学の朱子学(儒学)の中に含まれていたと考えられています
徳川家康に儒学を説いたのはわたしです
【儒学・京学派|藤原惺窩 Seika Fujiwara】京学派(日本儒学)の祖
儒学から朱子学を説いたのはわたしです
【儒学・朱子学|林 羅山 Razan Hayashi】日本朱子学の祖
つまり儒学を学べは医術を理解する機会があったと理解できますね!
いまみたいに医師国家試験のようなものも無いだろうしね…
そうなのです、シューちゃん!
それとね、医術は儒学の下にあるとう風潮があったんだって
つまり儒学>医術っていう構図かぁ
医術といっても対症療法、今でいう民間療法みたいな感じだろうからね
だからね、儒学を修めたと言って、医業をはじめるヤブ医者のような方々も現れて…
すごい世界だね…
だからね、ヤブ医者は自らを「オレは儒者だぁ!」ってホラを吹いて医業を行なっていた輩も多かったんだって
儒と医は王道
その折に、儒学と医術は同じことだ!と唱えるの儒学者が登場してくるのです
つまり儒学無くして医術なし、医術無くして儒学なしといった感じかな?
シューちゃん、うまいこと言いますね!
中江藤樹の医学への思い
繋がった!その儒学と医術共に大切だと説いたのが前回の中江藤樹さんなんだね
そうです!シューちゃん
そして今回は荻生徂徠さんを取り上げます
もちろん儒学者
ところでこの荻生徂徠さんってどんな人だったの?
歴史の授業では儒学の中で幕府が重んじた朱子学を否定する古学
古学・古文辞学の祖
その古学のなかでも古文辞学の一派を築いたとされています
つまり儒学者であることには変わりはないんだね
一応、古学を切り開いたのは山鹿素行さんとされていて…
【儒学・古学|山鹿素行 Soko Yamaga】古学の祖
荻生徂徠さんが真っ向から批判した古義学(堀川学派)は伊藤仁斎さんが開祖といわれています
わたしは第4回目に登場します!
【医学の部屋|伊藤仁斎】江戸の儒学と医学④
これは伊藤仁斎さん予告ありがとうございます!
そろそろ江戸時代における儒学と医学の関係を荻生徂徠さんの話に戻そうよ…
これは、これは…失礼しました
医者一家に育つ
荻生徂徠さんのお父様は、綱吉将軍の奥医師でして、そのご兄弟ものちに医者となっている一家に育ちます
奥医師って江戸幕府のお抱え医師のことだよね
そうです!シューちゃん、奥医師は将軍やそのご家族の診療にあたる役職でした
そんな環境だったので、荻生徂徠さんにとって医学はとても身近な存在だったのだと思います
医学書は3冊残す
その荻生徂徠さんは徂徠先生医言、素問評、鑒定傷寒論という医学書を残しているよね
それらの医学書は、儒学者であり、そして医の世界で生活をしていた荻生徂徠さんならでは書き残すことができたのかもしれませんね
荻生徂徠の医学感
「下手な医者はただ対症療法のみに専念して病気の根本を癒すことを考えない」と当時考えていました
そして「上手な医者は病の根本を知り、これを治すことで諸症状が解消する」とも…
この考え方は現代でいう診断学にも繋がっているのではと考えられるのではないでしょうか!
当時の医術でどれだけ病の根本を見つけられたかは疑問ですが、考え方は間違えていなかったと思っていますよ
江戸の儒学と医学②まとめ
さて、今回企画させていただきました「江戸時代の儒学と医学②」は、いかがでしたか?
確かにそうですね!でも日本の歴史に名を残す江戸儒学の世界で活躍した方々が並んで医学を語っているのは、前回の中江藤樹さんと同じく興味深いと感じました
さて今回は江戸時代の儒学と医学の視点から荻生徂徠を取り上げました
いらすとすてーしょんでは医学の歴史を彩ってきた偉人たちを…
これからもご紹介していきます
どうぞお楽しみに!
江戸時代の部屋もご用意して皆様のお越しをお待ちしております
江戸時代の部屋 Edo Period
今回の江戸の儒学と医学②の制作には「江戸時代医学史の研究(1978)」吉川弘文館発行を参考図書として用いております
医学・新着偉人(It's New)はこちらから
【医学の部屋|ヘルモント】17世紀に活躍した世界の医学者⑨
【医学の部屋|シュタール】18世紀に活躍した世界の医学者Ⅺ
【医学の部屋|ラーズィー】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑥
【医学の部屋|ショーリアック】16世紀以前に活躍した世界の医学者⑤
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