ニコロ・ヨンメッリ Niccolò Jommelli
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こちらのページでは【音楽家の部屋|ヨンメッリ】ナポリ楽派初オペラセリアの改革者をお楽しみください
- 1. ヨンメッリ イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. ヨンメッリって?
- 2.1. オペラ・セリアって?
- 2.2. ペルゴレージのしかけ
- 2.3. ペルゴレージのしかけ
- 2.4. ペルゴレージ作 La serva padrona
- 2.5. ペルゴレージ作 Il prigionier superbo
- 2.6. オペラ・ブッファ誕生
- 2.7. オペラ・セリア誕生
- 2.8. オペラ・セリア改革へ
- 2.9. 歌から物語重視へ
- 2.10. バレエも導入
- 2.11. アイディアはノヴェール
- 2.12. グルックにも匹敵したヨンメッリのオペラ改革
- 2.13. ヨンメッリ作 Fetonte
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
ヨンメッリ イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

ナポリ楽派にてレオナルド・レオに音楽を学び
これまでのアリア重視の演出から、物語に重点をおき
またバレエをオペラ作品に導入するなど
オペラ・セリアの改革を行ったことでもその名を馳せている
これはフランスで起きたブフォン論争後のグルックのおける
オペラ改革と比較されるほどの出来事ともされる
ヨンメッリって?

今回はヨンメッリさんのイラストポートレートをお届けしました

このヨンメッリさんはナポリ楽派レーオさんに師事していました

わたしの門下にはヨンメッリをはじめペルゴレージやピッチンニなどがいましたよ
【音楽の部屋|レーオ】ナポリ楽派を軌道に乗せた作曲家

そのヨンメッリさんは、オペラ・セリアの改革を本国イタリアで行ったことでもその名を馳せています
オペラ・セリアって?

まずはオペラ・セリアについて振り返ってみましょう

その前にオペラの歴史についてはモンテヴェルディさんのイラストポートレートページへ
【音楽の部屋|モンテヴェルディ】オペラを開花させた作曲家

そしてナポリ楽派オペラの歴史についてはA・スカルラッティさんのイラストポートレートページへ
【音楽の部屋|スカルラッティ】ダ・カーポ・アリアを確立した作曲家

さて、イタリアのオペラはそもそも悲劇的な内容で構成されていました

そしてその対象は王室や貴族のために作られたものがほとんど

それが、それまでのイタリア・オペラだった

シューちゃん、登場しましたね!

つまりイタリアではオペラといえば、とある作品の前までは全てオペラ・セリアだったのです

このイタリア・オペラはナポリが中心となり発展していく
ペルゴレージのしかけ

その18世紀ナポリ楽派に舞台を移すよ

ある時、ヨンメッリさんと机を並べたペルゴレージさんは、ある仕掛けを考えます
【音楽の部屋|ペルゴレージ】ブフォン論争の原点
ペルゴレージのしかけ

自身のオペラ間奏曲としてイタリア古来のエンターテイメントであったCommedia dell'arte※をアレンジして上演したのです
※コメディア・デル・アルテ:THE METのHP で詳細をご覧いただけます

それがLa serva padrona
ペルゴレージ作 La serva padrona

日本語では奥様女中って呼ばれてる

これがオペラ・ブッファという新たなジャンルにつながる作品になった

そのペルゴレージさんの元となるオペラ作品というのが…
ペルゴレージ作 Il prigionier superbo

この自身のオペラIl prigionier superboの間奏曲として La serva padronaを組み込んだことで大反響をいただきました
オペラ・ブッファ誕生

ここにオペラ・ブッファが誕生した

そして、この作品が後のブフォン論争の引き金になるとは思いもよらなかった…

ブフォン論争の詳細はラモーさんのポートレートページ にお立ち寄りください

そのペルゴレージさんが取り組んだ新しいオペラ・ブッファ
オペラ・セリア誕生

このオペラ・ブッファの登場で古来のオペラはオペラ・セリアと呼ばれるようになります

そのオペラ・セリアは…

アリア(歌)中心で、オペラ(歌劇)としての魅力を失いつつあった

言い換えれば、飽きてきたって感じだったと思います
オペラ・セリア改革へ

そこでこのオペラ・セリアの改革に名乗りを上げたのが…

ペルゴレージさんと机を並べたヨンメッリさんですね

レーオ師匠から共に学んでいたペルゴレージはオペラ・ブッファを草創し、そしてわたしはオペラ・セリアの改革に取り組んだ

ヨンメッリさんはオペラ・セリアの改革を晩年、シュトゥットガルトで進めたんだよね
歌から物語重視へ

ヨンメッリさんはアリア(歌)から物語を重視した構成に取り組みます

ヨンメッリさんはイタリアだけでなく、オペラが発展したフランスオペラも参考にしていました
バレエも導入

そのフランスで人気のあったバレエをもオペラ・セリアの中に取り入れたんだ

そのバレエのアイディアは…
アイディアはノヴェール

モダン・バレエの父とも呼ばれるノヴェール(1727-1810)さんによると言われてるようです
【音楽の部屋|ノヴェール】モダンバレエの祖

確かノヴェールさんもバレエの改革者って言われてるよね

そのノヴェールさんとヨンメッリさんの出会いはドイツ・シュトゥットガルト

ヴュルテンベルク公カール・オイゲンの下だった

ノヴェールさんはヴュルテンベルク宮廷でバレエマスターとして

ヨンメッリさんはヴュルテンベルク宮廷で音楽団長として

お互いの信頼関係があったからオペラ・セリアとバレエの融合に繋がったのかもね

このようなオペラ・セリアの改革をヨンメッリさんはおこない、オペラ・ブッファと共にオペラの歴史が続いていくのですね

この1760年以降におこなったヨンメッリさんのオペラ・セリア改革は
グルックにも匹敵したヨンメッリのオペラ改革

フランスで起こったブフォン論争に終止符を打ったグルックさんのオペラ改革にも匹敵すると言われているよ

ブフォン論争に終止符を打ちました
【音楽の部屋|グルック】モーツァルトに繋ぐオペラ改革

では、オペラ・セリア改革をおこなったヨンメッリさんの最高傑作とされる作品はこちら
ヨンメッリ作 Fetonte

フランスとイタリアでそれぞれ発展したオペラ文化と、バロックと古典時代のそれぞれの融合が噛み合う作品と感じます

こうしてヨンメッリさんはイタリアオペラの中心地であったナポリ楽派でのオペラ・セリアの改革を行ったことで、現在もその名を響かせています

さて今回はニコロ・ヨンメッリを取り上げさせていただきました

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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