ヨーゼフ・ランナー
Joseph Lanner
ようこそ!フリーイラストポートレートと
歴史の停車場「いらすとすてーしょん」へ
こちらのページでは【音楽家の部屋|ランナー】
ワルツを手がけた作曲家①をお楽しみください
- 1. ランナー イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. ワルツって
- 2.1. ワルツの歴史
- 2.2. ワルツは不貞?
- 2.3. 1814年ウィーン会議
- 2.4. 連夜の舞踏会
- 2.5. 産声を上げたウィンナ・ワルツ
- 2.6. ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー
- 2.7. ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)
- 2.8. ランナーとシュトラウス1世へ
- 3. ワルツを手がけた作曲家①ランナー
- 3.1. 独学でヴァイオリンを学びパーマー楽団へ
- 3.2. シュトラウス1世もパーマー楽団へ
- 3.3. ランナー楽団創設へ
- 3.4. シュトラウス1世もランナー楽団へ
- 3.5. ワルツ合戦
- 3.6. ライバル関係に発展
- 3.7. ランナー42歳で逝く
- 3.7.1. ランナー作 Pesther Walzer
- 3.8. 次回はシュトラウス1世
- 4. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 5. 音楽家の部屋へようこそ
- 6. いらすとすてーしょん検索コーナー
ランナー イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

オーストリア出身 1801-1843
ヨハン・シュトラウス1世と共にウィンナ・ワルツの発展に
大きな影響を与えウィーンの音楽史にその名を刻む
1822年、兄アントンと弟ヨハネスのドラハネク兄弟と共に
三重奏団を結成し第一ヴァイオリンとして活動
1823年シュトラウス1世がヴィオラとして加わりカルテットを
形成した後、ランナーオーケストラと発展した
その後オーストリアを代表する管弦楽団となり
舞曲を中心に活動
その後シュトラウス1世が独自の楽団を組むと
彼らの間でライバル関係が芽生えることで
さらにウィンナ・ワルツが発展することになる

この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
ワルツを手がけた作曲家
- カール・マリア・フォン・ウェーバー
- 1786-1826

- ヨーゼフ・ランナー
- 1801-1843

- ヨハン・シュトラウス1世
- 1804-1849

- ヨハン・シュトラウス2世
- 1825-1899

- ヨーゼフ・シュトラウス
- 1827-1870

ワルツって

今回は全4回のワルツ特集の企画だね

そうです!シューちゃん

今回いらすとすてーしょんでは、全4回にわたってワルツの中でも"ウィンナ・ワルツ"に焦点を当ててみました

ワルツ…って、日本語だと踊りだよね
ワルツの歴史

では簡単にワルツの歴史についてシューちゃんと探ってみます

ワルツ(英語:Waltz)!その起源は中世のドイツ語の動詞ワルツェン(ドイツ語:waltzen)に遡る

回るとか、回転するって意味ですよね

このワルツェンを舞曲としてワルツという言葉が誕生したのは1780年ごろとされているよ
ワルツは不貞?

そのワルツを禁止するような動きもあったのですよね?

うん、ペアが抱き合うように踊ることが不道徳とか、不潔とされていた時代もあったんだ
1814年ウィーン会議

その転換を迎えたのが1814年に開催されたウィーン会議

ウィーン会議は1814~15年にかけて開催された国際会議ですよね

そう、フランス革命とナポレオン戦争の終結後にヨーロッパ各国のあり方を決めることを目指した国際会議だったよね

ヨーロッパの国や地域の代表が参加し臨んだ議論は平行線

でも毎晩のように繰り広げられた懇親会は大盛り上がりって歴史で学んだような…
連夜の舞踏会

あっ!その懇親会に採用されたのがワルツでは??

館長!冴えてる!!

このウィーン会議を皮肉った見出しがこれだよ

「Le congrès danse beaucoup, mais il ne marche pas」

訳すると…会議は舞踏会ばかりで先には進まない

なるほど!この「舞踏会ばかり」これがワルツだったのですね

これを契機にウィーン会議に参加した代表者が自身の国や地域にワルツを持って帰ったことから、ヨーロッパ全土に広がったみたいだよ
産声を上げたウィンナ・ワルツ

そうでしたか! "ウィーン会議のワルツ"これがウィンナ・ワルツでしたか!

そしていち早くこのワルツをピアノ曲に取り入れたのが…
ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー

カレーのCMのために作曲したわけではありませんよ!
【音楽の部屋|ウェーバー】独ロマン派・国民的オペラ作曲家

ウェーバーさんのページでも紹介しているこのピアノ曲はウィンナ・ワルツの原点とも言える作品なんだ
ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)

副題は「ピアノフォルテのための素晴らしいロンド」

そしてウェーバーさんの妻キャロラインに捧げた曲としても有名です

舞踏会で男性が巧みに女性をダンスを誘い、可憐に踊った後、何事もなかったかのように別の道を歩むカップルの物語をイメージしました
ランナーとシュトラウス1世へ

そしてこの曲を元にウィンナ・ワルツに磨きをかけたのが…

ランナーさんとシュトラウス1世さんということですか!
ワルツを手がけた作曲家①ランナー

今回の特集「ワルツを手がけた作曲家」のトップバッター
独学でヴァイオリンを学びパーマー楽団へ

独学でヴァイオリニストとなり、12歳でMichael Pamer(1782-1827)の楽団に入りました

このパーマーさんの楽団に、後の好敵手シュトラウス1世さんも入団されるのですよね
シュトラウス1世もパーマー楽団へ

よくご存知で!シュトラウス1世は私の後輩にあたりパーマーに師事したのでわたしが兄弟子という立場でした

兄と慕って、お互いの若き時間を過ごしました

そんな兄と慕ったランナーはパーマー楽団を飛び出したのです

もう、パーマーに嫌気がさして…

そんな頃にドラハネク兄弟(Anton:1797-1863、Johann:1800-1876)に出会ったのです

このドラハネク兄弟はウィーンに滞在していた流しの演奏家で評判でした
ランナー楽団創設へ

このドラハネク兄弟と意気投合し、わたしが第一ヴァイオリンを担当することになって三重奏団を結成
シュトラウス1世もランナー楽団へ

これがまた評判になり、わたしも合流してカルテットを結成しました

ついに私の楽団が誕生したのです

この楽団で舞曲を数々手がけました

ウィンナ・ワルツの流行も相まって、毎晩引っ張りだこ

わたしの楽団はウィンナ・ワルツにさらに磨きをかけることができました
ワルツ合戦

そんなお二人に亀裂が生じるのですよね…

後世に伝わる「ワルツ合戦」勃発??
ライバル関係に発展

その真相は定かではありませんが、ランナー楽団から自身の楽団を持ったシュトラウス1世さんとは自然にライバル関係になったのだと思います

シュトラウス1世はその後ヨーロッパツアーを敢行して名声を広げていったけど…

わたしはウィーンに留まることを選択していたのです

そんな矢先にウィーンを襲った流行病に罹ってしまい…
ランナー42歳で逝く

42歳という若さでこの世を去ってしまったんだ

ランナーさんはその生涯をウィーンで過ごし、ワルツを中心に数百曲以上の作曲を手がけられました

ではせっかくなので、わたしのこのワルツを聴いてください

ウィンナ・ワルツをシュトラウス1世さんと共に切り開いたランナーさん

そのウィンナ・ワルツはシュトラウス1世さんをはじめシュトラウス親子によってさらに輝きをしていきます
次回はシュトラウス1世

そのシュトラウス1世さんは次回登場予定だよ

シューちゃん、今回もありがとうございました

シューちゃんの告知通り、次回はシュトラウス1世さんを取り上げます(2024年3月21日公開予定)
【音楽の部屋|シュトラウス1世】ワルツを手がけた作曲家②

いかがでしたか?

ウィーン会議の舞踏会でワルツが産声をあげて…

その曲の原点は独ロマン派・国民的オペラ作曲家であったウェーバーさんの舞踏への勧誘に始まり

ランナーさん、シュトラウス1世さんによって開花する

今回のワルツを手がけた作曲家では、この後にシュトラウス親子を展開予定ですのでぜひお楽しみください

さて今回はヨーゼフ・ランナー をワルツを手がけた作曲家の視点から取り上げさせていただきました

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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