ヨーゼフ・シュトラウス
Josef Strauss
ようこそ!フリーイラストポートレートと
歴史の停車場「いらすとすてーしょん」へ
こちらのページでは【音楽家の部屋|シュトラウス(弟)】ワルツを手がけた作曲家④をお楽しみください
- 1. シュトラウス
イラストポートレート(Syusuke Galleryより ) - 2. ワルツって
- 2.1. シュトラウス2世作 An der schönen blauen Donau(1867)
- 2.2. ワルツの歴史
- 2.3. ワルツは不貞?
- 2.4. 1814年ウィーン会議
- 2.5. 連夜の舞踏会
- 2.6. 産声を上げたウィンナ・ワルツ
- 2.7. ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー
- 2.8. ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)
- 2.9. ランナーとシュトラウス1世へ
- 3. ワルツを手がけた作曲家③シュトラウス(弟)
- 3.1. 父はシュトラウス1世
- 3.2. 繊細さとロマン
- 3.3. シューベルト作品に影響をうける
- 3.3.1. シュトラウス作 Dynamiden(1865)
- 3.3.2. シュトラウス作 Die Ersten und Letzten(1853)
- 3.4. 42歳で逝く
- 3.5. 次回はシュトラウス1世
- 4. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 5. 音楽家の部屋へようこそ
- 6. いらすとすてーしょん検索コーナー
シュトラウス
イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

オーストリア出身 1827-1870
ヨハン・シュトラウス1世の次男
ワルツ王と称された兄シュトラウス2世を生涯支え続け
シュトラウス楽団で活躍
兄とは作風が異なり繊細さとロマンを
彷彿させる作品から性格が伺える
またシューベルト作品に大きな影響を受ていたことから
詩情豊かで深みのある作風とも言われる
このことから「ワルツのシューベルト」との呼び声が高い

この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
ワルツを手がけた作曲家
- カール・マリア・フォン・ウェーバー
- 1786-1826

- ヨーゼフ・ランナー
- 1801-1843

- ヨハン・シュトラウス1世
- 1804-1849

- ヨハン・シュトラウス2世
- 1825-1899

- ヨーゼフ・シュトラウス
- 1827-1870

ワルツって

全4回にわたるワルツ特集もついに最終回だね

シューちゃん、今回もよろしくお願いします

第1回はランナーさんを取り上げたよね
【音楽の部屋|ランナー】ワルツを手がけた作曲家①

第2回はシュトラウス1世さん
【音楽の部屋|シュトラウス1世】ワルツを手がけた作曲家②

ランナーさんとシュトラウス1世さんのお二人が、まずウィンナ・ワルツを築いていったのですよね

ところでシューちゃん、このウィンナ・ワルツはどんなワルツなの?

ウィンナ・ワルツは3/4拍子や3/8拍子で書かれことが多いみたい

前回のシュトラウス2世さんの有名な作品「美しく青きドナウ」はその代表的な3/4拍子のテンポだよ
【音楽の部屋|シュトラウス2世】ワルツを手がけた作曲家③
シュトラウス2世作 An der schönen blauen Donau(1867)

このウィンナ・ワルツはその後大西洋を渡ってアメリカに渡るんだ

ちなみに、今回のワルツ特集は"ウィンナ・ワルツ"に焦点を当てています

その渡った先アメリカでは、このウィンナ・ワルツより緩やかなテンポになるんだ

それがボストン・ワルツと呼ばれているワルツですね

いずれにしても、現在のワルツはウィンナ・ワルツが変化したものって考えていいと思うよ

いずれはワルツの進化について綴ってみたいです

少し長くなったけど、恒例のワルツについて、もう一度振り返ってみよう
ワルツの歴史

では簡単にワルツの歴史についてシューちゃんとおさらいしましょう

ワルツ(英語:Waltz)!その起源は中世のドイツ語の動詞ワルツェン(ドイツ語:waltzen)に遡る

回るとか、回転するって意味でしたよね

このワルツェンを舞曲としてワルツという言葉が誕生したのは1780年ごろとされているよ
ワルツは不貞?

そのワルツを禁止するような動きもあったのですよね?

うん、ペアが抱き合うように踊ることが不道徳とか、不潔とされていた時代もあったんだ
1814年ウィーン会議

その転換を迎えたのが1814年に開催されたウィーン会議

ウィーン会議は1814~15年にかけて開催された国際会議ですよね

そう、フランス革命とナポレオン戦争の終結後にヨーロッパ各国のあり方を決めることを目指した国際会議だったよね

ヨーロッパの国や地域の代表が参加し臨んだ議論は平行線

でも毎晩のように繰り広げられた懇親会は大盛り上がりだった!って歴史で学んだ方も多いのでは!?
連夜の舞踏会

もうお気づきと思いますが、その懇親会に採用されたのがワルツでした

そうだったよね

そしてウィーン会議を皮肉った見出しがこれだったよね

「Le congrès danse beaucoup, mais il ne marche pas」

訳すると「会議は舞踏会ばかりで先には進まない」

この「舞踏会ばかり」、これがワルツでしたよね

これを契機にウィーン会議に参加した代表者が自身の国や地域にワルツを持って帰ったことから、ヨーロッパ全土に広がったんだった
産声を上げたウィンナ・ワルツ

このことから"ウィーン会議のワルツ"これがウィンナ・ワルツでした

そしていち早くこのワルツをピアノ曲に取り入れたのが…
ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー

カレーのCMのために作曲したわけではありませんよ!
【音楽の部屋|ウェーバー】独ロマン派・国民的オペラ作曲家

なぜカレーのCM?と思われた方はぜひウェーバーさんのページでご確認ください

その、ウェーバーさんのページでも紹介しているこのピアノ曲はウィンナ・ワルツの原点とも言える作品なんだ
ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)

この曲がウィンナ・ワルツの原点となったのですね!

副題は「ピアノフォルテのための素晴らしいロンド」

そしてウェーバーさんの妻キャロラインに捧げた曲としても有名です

舞踏会で男性が巧みに女性をダンスを誘い、可憐に踊った後、何事もなかったかのように別の道を歩むカップルの物語をイメージしました
ランナーとシュトラウス1世へ

そしてこの曲を元にウィンナ・ワルツに磨きをかけたのが…

ランナーさんとシュトラウス1世さんでしたよね!
ワルツを手がけた作曲家③シュトラウス(弟)

そして今回は「ワルツを手がけた作曲家」の第4回目

シュトラウス(弟)さんにご登場いただきます
父はシュトラウス1世

わたしの父はご存知、シュトラウス1世でした

ここでもう一度押さえておきましょう

シュトラウス2世さんのお父様はシュトラウス1世、そしてシュトラウス2世さんの弟さんはシュトラウスと呼ばれています
※便宜的に(弟)と記載させていただきます

シュトラウス(弟)さんは兄シュトラウス2世さんを助けて、ウィンナ・ワルツの発展に活躍したんだよね
【音楽の部屋|シュトラウス2世】ワルツを手がけた作曲家③
繊細さとロマン

わたしは生まれながらにして、体が弱く兄たちには心配をかけたことも多々ありました

そのことも影響していたのか、シュトラウス(弟)さんの作風は繊細さとロマンを感じると評価されています
シューベルト作品に影響をうける

そんなわたしはシューベルトの作品がとても好みだったことも影響しているかもしれません

そう言っていただけると嬉しいです
【音楽の部屋|シューベルト】歌曲を最高の芸術に高めた作曲家

若くして亡くなられたので、生きて居られればぜひお会いしたかったです

お二人ともウィーンのご出身ですから、そんな親近感もあったのかもしれませんね

そんなことでシュトラウス(弟)さんはワルツのシューベルトって言われることもあるんだって

ではここでこの作品をお聞きください

なんとも繊細で、そして力強い作品だと思います

さすがワルツのシューベルト!

ではせっかくなので、わたしの初めての作品もお聞きください

シュトラウス(弟)さん初の作品名が「最初で最後」ですか!

でもこの作品でシュトラウス(弟)さんの作曲家として素晴らしいスタートとなったんだよね!

そして、お兄さんを助けながらシュトラウス楽団で活躍したシュトラウス(弟)さん

作曲家としての才能はシュトラウス(弟)さんの方が高かったと兄シュトラウス2世さんは感じていたみたい

病気がちでも、実に300曲以上を作曲した才能豊かな音楽家だったと思います
42歳で逝く

そんなシュトラウス(弟)さんは42歳で帰らぬ人に…

兄シュトラウス2世さんも残念でしかたなかったのではないでしょうか

シュトラウス(弟)さんが亡くなられても兄シュトラウス2世さんはその後オペレッタの分野でも活躍していきます

シュトラウス(弟)さんのことが影響していたのかもね

そしてウィンナ・ワルツは新しい時代に向かうんだ

ウィンナ・ワルツは、ランナーさんとシュトラウス1世さんが共に切り拓き

そのウィンナ・ワルツはシュトラウス親子によってさらに輝きをましました
次回はシュトラウス1世

シューちゃん、今回のワルツを手がけた作曲家特集も解説をありがとうございました

この続きはまたどこかでね!

さて、いかがでしたか?

さて今回はヨーゼフ・シュトラウスをワルツを手がけた作曲家の視点から取り上げさせていただきました

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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