ヨハン・シュトラウス1世
Johann Strauss I
ようこそ!フリーイラストポートレートと
歴史の停車場「いらすとすてーしょん」へ
こちらのページでは【音楽家の部屋|シュトラウス1世】ワルツを手がけた作曲家②をお楽しみください
- 1. シュトラウス1世
イラストポートレート(Syusuke Galleryより ) - 2. ワルツって
- 2.1. ワルツの歴史
- 2.2. ワルツは不貞?
- 2.3. 1814年ウィーン会議
- 2.4. 連夜の舞踏会
- 2.5. 産声を上げたウィンナ・ワルツ
- 2.6. ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー
- 2.7. ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)
- 2.8. ランナーとシュトラウス1世へ
- 3. ワルツを手がけた作曲家②シュトラウス1世
- 3.1. パーマー楽団へ
- 3.2. ランナーは兄弟子
- 3.3. ランナー楽団へ
- 3.4. ワルツ合戦
- 3.5. ライバル関係に発展
- 3.6. ランナー42歳で逝く
- 3.7. シュトラウス家の問題!?
- 3.8. シュトラウス1世作 Kettenbrücken-Walzer
- 3.9. 次回はシュトラウス2世
- 4. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 5. 音楽家の部屋へようこそ
- 6. いらすとすてーしょん検索コーナー
シュトラウス1世
イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

オーストリア出身 1804-1849
ウィンナ・ワルツの発展においてヨーゼフ・ランナーと共に
大きな影響を与えウィーンの音楽史にその名を刻む
ワルツ合戦と呼ばれるランナーとの対立後
独自の楽団を結成し舞踏会など数多くの公演を成功させ
オーストリアの音楽シーンを彩る
その後ワルツ王と称される息子シュトラウス2世に受け継がれ
ワルツは舞踏用から鑑賞用の芸術音楽の水準となった背景に
シュトラウスファミリーの功績がいまも輝いている

この特集でお届けしている作曲家はこちら↓
ワルツを手がけた作曲家
- カール・マリア・フォン・ウェーバー
- 1786-1826

- ヨーゼフ・ランナー
- 1801-1843

- ヨハン・シュトラウス1世
- 1804-1849

- ヨハン・シュトラウス2世
- 1825-1899

- ヨーゼフ・シュトラウス
- 1827-1870

ワルツって

全4回にわたるワルツ特集の第2回目

シューちゃん、今回もよろしくお願いします

前回はランナーさんを取り上げたよね
【音楽の部屋|ランナー】ワルツを手がけた作曲家①

今回のワルツ特集は"ウィンナ・ワルツ"に焦点を当てています

その今回はシュトラウス1世さんです

ワルツについて、もう一度振り返ってみよう
ワルツの歴史

では簡単にワルツの歴史についてシューちゃんと探ってみます

ワルツ(英語:Waltz)!その起源は中世のドイツ語の動詞ワルツェン(ドイツ語:waltzen)に遡る

回るとか、回転するって意味ですよね

このワルツェンを舞曲としてワルツという言葉が誕生したのは1780年ごろとされているよ
ワルツは不貞?

そのワルツを禁止するような動きもあったのですよね?

うん、ペアが抱き合うように踊ることが不道徳とか、不潔とされていた時代もあったんだ
1814年ウィーン会議

その転換を迎えたのが1814年に開催されたウィーン会議

ウィーン会議は1814~15年にかけて開催された国際会議ですよね

そう、フランス革命とナポレオン戦争の終結後にヨーロッパ各国のあり方を決めることを目指した国際会議だったよね

ヨーロッパの国や地域の代表が参加し臨んだ議論は平行線

でも毎晩のように繰り広げられた懇親会は大盛り上がりって歴史で学んだような…
連夜の舞踏会

あっ!その懇親会に採用されたのがワルツでは??

館長!冴えてる!!

このウィーン会議を皮肉った見出しがこれだよ

「Le congrès danse beaucoup, mais il ne marche pas」

訳すると…会議は舞踏会ばかりで先には進まない

なるほど!この「舞踏会ばかり」これがワルツだったのですね

これを契機にウィーン会議に参加した代表者が自身の国や地域にワルツを持って帰ったことから、ヨーロッパ全土に広がったみたいだよ
産声を上げたウィンナ・ワルツ

そうでしたか! "ウィーン会議のワルツ"これがウィンナ・ワルツでしたか!

そしていち早くこのワルツをピアノ曲に取り入れたのが…
ウィンナ・ワルツの原点を作曲したウェーバー

カレーのCMのために作曲したわけではありませんよ!
【音楽の部屋|ウェーバー】独ロマン派・国民的オペラ作曲家

ウェーバーさんのページでも紹介しているこのピアノ曲はウィンナ・ワルツの原点とも言える作品なんだ
ウェーバー作 Invitation to the Dance(舞踏への勧誘)

副題は「ピアノフォルテのための素晴らしいロンド」

そしてウェーバーさんの妻キャロラインに捧げた曲としても有名です

舞踏会で男性が巧みに女性をダンスを誘い、可憐に踊った後、何事もなかったかのように別の道を歩むカップルの物語をイメージしました
ランナーとシュトラウス1世へ

そしてこの曲を元にウィンナ・ワルツに磨きをかけたのが…

ランナーさんとシュトラウス1世さんということですか!
ワルツを手がけた作曲家②シュトラウス1世

今回の特集「ワルツを手がけた作曲家」の第2回目として

シュトラウス1世さんにご登場いただきます
パーマー楽団へ

わたしもランナーも入団していたMichael Pamer(1782-1827)の楽団に入っていたのですよ
ランナーは兄弟子

このパーマーさんの楽団に、ランナーさんが先に入団されてたので、二人は兄弟弟子として過ごされたのですよね

シュトラウス1世は私の後輩となって、共に青春時代を過ごしました

そんな兄と慕ったランナーは、突然パーマー楽団を飛び出したので、わたしもランナーを追いかけました

パーマー楽団はいまでいうブラック企業だったのかもね⁉️
ランナー楽団へ

その時、わたしはドラハネク兄弟(Anton:1797-1863、Johann:1800-1876)と組んでいました

そこにシュトラウス1世がわたしたちに合流して…

カルテットを結成後、

わたしの楽団として、ランナー楽団が誕生しました

そのランナー楽団では舞曲を数々手がけていたので…

当時のウィンナ・ワルツの流行も相まって、ランナー楽団は大忙しの日々

わたしもウィンナ・ワルツの発展に貢献しました

このウィーンでウィンナ・ワルツの発展を手に取るように二人で取り組んでいたのです
ワルツ合戦

そんなお二人に亀裂が生じるのですよね…

後世に伝わる「ワルツ合戦」勃発??
ライバル関係に発展

その真相は定かではありませんが、ランナー楽団から自身の楽団を持ったシュトラウス1世さんとは自然にライバル関係になったのだと思います

わたしも楽団を持つことになり…

そのため、ランナーの楽団とは、ウィーンのワルツを二分する日々を過ごすことになってしまいました

でもシュトラウス楽団の方が人気あったんだよなぁ…

そのため、わたしは落ち込むことも数々の日々…

一方でシュトラウス楽団は盛況で、海外遠征も積極的だったんだよね

英国をはじめ、ヨーロッパ各地にツアーへ出かけ、ウィンナ・ワルツの公演の日々でした

ランナー楽団はというと…ウィーンに留まって活動を行っていたのですよね

わたしは、ウィーンの街にいることで落ち着きを保っていたのかもしれません

外国公演を通じて、ワルツの人気はさらに広がっていく実感を持てたことが大きかったです
ランナー42歳で逝く

シュトラウス1世がヨーロッパ各地で大活躍の中、わたしは流行病のため42歳でこの世を去りました

兄と慕い、そしてウィンナ・ワルツを共に発展させたランナーの死はとても悲しかった
シュトラウス家の問題!?

その後も精力的にツアーを行いウィンナ・ワルツを広めたシュトラウス1世さんだけど…

家庭問題があったのですよね!

うん!海外公演が長期化したりして、家族との時間がほとんどなかったみたい

そのことで、シュトラウス1世さんには才能豊かな長男シュトラウス2世さんのデビューが遅れるという話があるぐらいですからね

この続きは次回、シュトラウス2世さんのイラストポートレートページで紹介するよ

ではせっかくなので、わたしのこのワルツを聴いてください

ウィンナ・ワルツをランナーさんと共に切り開いたシュトラウス1世さん

そのウィンナ・ワルツはシュトラウス1世さんの息子たちによってさらに輝きをしていきます
次回はシュトラウス2世

そのシュトラウス2世さんは次回登場予定だよ

シューちゃん、今回もありがとうございました

シューちゃんの告知通り、次回はシュトラウス1世さんの長男シュトラウス2世さんを取り上げます(2024年3月22日公開予定)
【音楽の部屋|シュトラウス2世】ワルツを手がけた作曲家③

いかがでしたか?

ウィーン会議の舞踏会でワルツが産声をあげて…

その曲の原点は独ロマン派・国民的オペラ作曲家であったウェーバーさんの舞踏への勧誘に始まり

ランナーさん、シュトラウス1世さんによって開花する

ここまでは、ウィンナ・ワルツの先駆者二人の作曲家、ランナーさんとシュトラウス1世さんを紹介したんだね

この続きの「ワルツを手がけた作曲家」特集では、この後にウィンナ・ワルツを踊るためのワルツから、鑑賞するためのワルツへ導いたシュトラウス1世の子たちをお送りします

さて今回はヨハン・シュトラウス1世をワルツを手がけた作曲家の視点から取り上げさせていただきました

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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