稲畑汀子





Teiko Inahata(1931-2022)

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稲畑汀子
イラストポートレート Syusuke Galleryより

館長

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稲畑汀子って

館長

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シューちゃん

祖父、虚子の伝統を尊んだ俳人人生だったのだね

1874-1959を生きた俳人であり小説家。中学校で河東碧梧桐と出会い、その碧梧桐を介して正岡子規に師事し、俳句を学ぶ。1897(明治31)年に「ホトトギス」を子規より引き継ぎ、俳句雑誌として発展させた。子規の没後、碧梧桐の「新傾向」に反対し、伝統俳句の立場に立ち、「客観写生」「花鳥諷詠」の理念のもと、近代俳句を完成させた。1954(昭和29)年には俳人として初の文化勲章を受章している。
【文学の部屋|高浜虚子】明治時代編.29

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30和歌山県
1931-1984を生きた小説家。大学在学中に、演劇評論家を志し、出版社勤務を経て、1956(昭和31)年に文学界に掲載された「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。1959(昭和34)年婦人画報に連載された「紀ノ川」は紀州を舞台とした年代記であり、代表作の一つとなった。外科医華岡青洲と、その嫁姑の生活を描いた「華岡青洲の妻(1967)」や老年問題に焦点を当てた「恍惚の人(1972)」など、歴史・古典芸能・社会問題・女性心理といった広範囲なテーマで数々の作品を発表する。1984(昭和59)年、急性心不全により53歳で急逝。
【文学の部屋|有吉佐和子】昭和時代編.174New!!
13東京都
1930-を生きるノンフィクション作家。幼少期に満洲へ移住。敗戦後の引き揚げ体験が後の作品に深く影響を与える。早稲田大学卒業後、中央公論社編集者を経て、1972(昭和47)年「妻たちの二・二六事件」で作家デビュー。以後「火はわが胸中にあり(1978)」「滄海よ眠れ(1986)」など、昭和史・戦争・女性の生き方をテーマに綿密な取材と史実に基づく作品を多数発表。菊池寛賞、日本ノンフィクション賞、朝日賞など受賞歴多数。社会的発言にも積極的で、「九条の会」呼びかけ人など戦争の悲劇と平和の尊さを訴え、現在も活動を続ける。
【文学の部屋|澤地久枝】昭和時代編.173New!!
13東京都
1930-2007を生きた小説家。戦前は海軍軍医の父の転勤に伴い各地を転々とする。津田塾大学英文学科卒業後、夫の赴任先アラスカで執筆を開始。1968(昭和43)年、アラスカの風土に生きる男女を描いた「三匹の蟹」で芥川賞を受賞し文壇に登場。その後、女学生時代に広島で原爆投下後の救援活動に従事し、その惨状体験を生かした「浦島草(1977)」などの神話的な世界観や、超越した人間描写で、数々の作品を手がけた。1987年から約10年間、芥川賞初の女性選考委員を務めた。本名は美奈子。
【文学の部屋|大庭みな子】昭和時代編.172New!!
13東京都
1929-1981を生きた脚本家、小説家でありエッセイスト。父の転勤に伴い全国を転々とする中で、鹿児島での生活を「文学の原点」と語る。実践女子専門学校卒業後、映画雑誌編集者を経て、1958(昭和33)年に、シナリオライター集団Zプロに参加後、ラジオ・テレビの脚本執筆に携わる。「寺内貫太郎一家(1974)」「阿修羅のごとく(1979)」など、庶民の生活を温かく、時に鋭く描いたホームドラマで一世を風靡し、倉本聰、山田太一と並び「シナリオライター御三家」と称された。エッセイ「父の詫び状(1978)」や短編小説集「思い出トランプ(1980)」で文筆家としても高く評価される。翌年、台湾取材中の航空機事故により急逝。享年51。日常の陰影を繊細に描き、昭和の家庭と人間模様を刻んだ文学家であった。
【文学の部屋|向田邦子】昭和時代編.171New!!

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14神奈川県
1931-2022を生きた俳人。俳人高浜年尾を父に、俳句界の巨星高浜虚子を祖父に持つ。幼少期より祖父と父の吟行に同行しながら俳句修行を積む。1956(昭和31)年に稲畑順三と結婚し、家庭を築きながら句作を続ける。1979(昭和54)年、父の逝去に伴い俳誌「ホトトギス」主宰を継承。1987(昭和62)年には日本伝統俳句協会を設立し会長に就任、有季定型・花鳥諷詠・客観写生の伝統俳句を守り続けた。晩年は虚子記念文学館理事長、朝日俳壇選者などを歴任し、俳句文化の普及と教育でその名を刻んだ。
【文学の部屋|稲畑汀子】昭和時代編.175New!!
30和歌山県
1931-1984を生きた小説家。大学在学中に、演劇評論家を志し、出版社勤務を経て、1956(昭和31)年に文学界に掲載された「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。1959(昭和34)年婦人画報に連載された「紀ノ川」は紀州を舞台とした年代記であり、代表作の一つとなった。外科医華岡青洲と、その嫁姑の生活を描いた「華岡青洲の妻(1967)」や老年問題に焦点を当てた「恍惚の人(1972)」など、歴史・古典芸能・社会問題・女性心理といった広範囲なテーマで数々の作品を発表する。1984(昭和59)年、急性心不全により53歳で急逝。
【文学の部屋|有吉佐和子】昭和時代編.174
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