リヒャルト・シュトラウス





Richard Strauss (1864-1949)

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歴史の停車場いらすとすてーしょん
こちらのページでは R.シュトラウス

ロマン派プログラムミュージック③
をお楽しみください

シュトラウス
イラストポートレート Syusuke Galleryより

シューちゃん

この特集でお届けしている作曲家たちだよ↓

ロマン派プログラムミュージックの作曲家

シューちゃん

プログラムミュージック日本語だと標題音楽って言われているね

館長

では、その標題音楽に影響を与えた作曲家たちもご紹介しましょう

ロマン派以前のプログラムミュージックの作曲家

標題音楽って

シューちゃん

今回はロマン派プログラムミュージックの作曲家を全3回に渡って届けしているよ

シューちゃん

前々回はベルリオーズさんだったよね

1803-1869を生きた作曲家。医学の道を捨て音楽家を目指す。女優スミスソン(1800-1854)との出会いにより完成させたSymphonie fantastiqueを1830年に初演。5つの楽章それぞれにつけられたタイトルから19世紀標題音楽の火蓋が落とされる。それはフランスにおけるロマン主義の幕開けでもあった。
【音楽の部屋|ベルリオーズ】ロマン派プログラムミュージック①
シューちゃん

そして前回はリストさんだったよね

1811-1886を生きた作曲家。幼少期からピアニストとして活躍し、拠点を移したウィーンでは、チェルニーやサリエリから音楽を学ぶ。ピアノ界におけるスターの階段を歩み、19世紀における標題音楽形式を確立、数々の交響詩を作曲。自身初の交響詩はCe qu'on entend sur la montagne、そしてFaust Symphonyは友人ベルリオーズにゲーテの戯曲ファウストが紹介されてことが起点となり作曲し、その楽譜は友人の手に渡した。
【音楽の部屋|リスト】ロマン派プログラムミュージック②
館長

今回もシューちゃん、よろしくお願いします

館長

今回は、ロマン派プログラムミュージックの作曲家特集の最終回となる第3回目です

館長

そのプログラムミュージックは日本では標題音楽って呼ばれています

音楽以外の主題を表現

シューちゃん

まずは標題音楽を簡単に紹介しよう

シューちゃん

標題音楽は、物語であったり、起きたこと、景色、あとは文学なんかを表現するために描かれた音楽作品のことを指すよ

シューちゃん

例えば、アレッサンドロ・ポリエッティさんだったらこんな作品で音楽から表現しているよ

ポリエッティ作 Canzon uber das Henner und Hannergeschrey

館長

この作品は雄鶏と雌鶏を描写したとされています

シューちゃん

ポリエッティさんはこれらの作品から標題音楽の祖と言われているんだ

バロック期

館長

そして、ルネッサンス期以降、つまり1600年以降のバロック期にはこの標題音楽は人気ありましたよね!

シューちゃん

うん!代表的な作品といえばこれだよね

ヴィヴァルディ作 Le quattro stagioni(四季)

館長

季節を音楽で表現する!まさに標題音楽ですよね

シューちゃん

そしてあのJ.S.バッハさん標題音楽作品を残しているよ

J.S.バッハ作 Capriccio(最愛の兄の旅立ちに寄せて)

館長

聖書の物語を音楽にのせたこれも標題音楽ですよね

古典派期

館長

でも古典派期になるとこの標題音楽はあまり作曲されなくなるのですよね

シューちゃん

古典派期は圧倒的に絶対音楽の時代だったと考えると…

館長

絶対音楽とは音楽そのものを表現しようとする音楽です

シューちゃん

標題音楽が主流にはなれなかったという感じなのかもね

シューちゃん

モーツァルトであったり、ハイドンであったり、標題音楽と考えられる交響曲も多々あったりするよ

ロマン派期

館長

そしてロマン派の時代を迎えると…

館長

ベルリオーズさんの登場で…

ベルリオーズ

シューちゃん

そう!ロマン派時代の標題音楽の幕開けはベルリオーズさんこの曲からスタート

ベルリオーズ作 Symphonie fantastique(幻想交響曲)

館長

副題は「ある芸術家の人生のエピソード」でしたよね

シューちゃん

5楽章それぞれのタイトルが興味深いよね

館長

恋にまつわる「い・ろ・は」が込められているようです

リスト

シューちゃん

そしてこの標題音楽ベルリオーズさんの友人であったリストさんに受け継がれる

館長

リストさんは神童とまで言われるほど幼少期からピアノが得意だったのですよね

シューちゃん

そのリストさんはチェルニーにピアノを学んでその才能をさらに開花かせる

チェルニー

ベートーベン師匠もリストのピアノを評価していました

1791-1857を生きた作曲家。幼少期より父からピアノを学び、10歳でデビューしたときベートーヴェンに認められ愛弟子となる。その後20代前半で演奏活動を退き、教育と作曲に専念する。ピアノ教則本を執筆しており、エチュードという曲種の発展に寄与し、その作品にはOp.139 ÉtudesやOp.849 30 étudesなどが多数ある。晩年には音楽史の概要をまとめた「Umriss der ganzen Musik-Geschichte(1851年)」や、ピアノに関する理論と実践をまとめた「Vollständige theoretisch-praktische Pianoforte-Schule(1839年)」などを著し、音楽学を切り開いた一人。そのピアノ、教会音楽、交響曲などの作品はここ数十年前より再興されている。
【音楽の部屋|チェルニー】ベートーベンが認めた才能
シューちゃん

そして作曲はやっぱりこの巨匠からリストさん学んでいるんだよね

1750-1825を生きたイタリア出身のウィーン宮廷楽長は師であり親代わりの当時の宮廷楽長ガスマンに学び、その後ベートーヴェン、シューベルトといった世界的な音楽家を育てる音楽教育家としても名を残した。
【音楽の部屋|アントニオ・サリエリ】知られざる天才イタリア作曲家
館長

そんなスターの階段を歩んでいたリストさんベルリオーズさんの幻想交響曲の初演に駆けつけていたのです

シューちゃん

ベルリオーズさんから大きな影響を受けたのだろう

シューちゃん

そしてリストさんベルリオーズさんの幻想交響曲で標題音楽が開花したことを受けて、その分野を成熟させていくんだ

館長

こちらがご自身初の交響詩です

館長

交響詩とは、標題音楽の中でも交響的な比較的長い単一楽章の作品を表しています

リスト作 Ce qu'on entend sur la montagne(人、山の上で聞きしこと)

館長

大地なる母、そして儚き人生を感じる一曲ですね

シューちゃん

そしてこの作品を皮切りに、リストさんは交響詩を通じて標題音楽形式を確立し…

シューちゃん

19世紀の音楽界の巨匠となったんだ

館長

標題音楽を確立させたリストさんはこの交響詩の始まりを告げたとも言えそうですね

シューちゃん

そしてこの交響詩を完成させたのが…

館長

今回主人公のシュトラウスさんですか!

シューちゃん

うん!まさしくシュトラウスさんが交響詩の完成者と考えられている

交響詩の幕開け

シューちゃん

では交響詩の幕開けとなったリストさんのこの作品をきいてみよう

リスト作 Les Préludes(前奏曲)

館長

1854年にリストさんによって作曲されたこの標題音楽としての交響詩が始まりとなって…

交響詩の完成

シューちゃん

シュトラウスさんが1895年にこの作品で交響詩を完成させたとされているよ

シュトラウス作 Till Eulenspiegels lustige Streiche(ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら)

シューちゃん

そしてシュトラウスさんの最高傑作と言われる交響詩は次の曲だよ

シュトラウス作 Ein Heldenleben(英雄の生涯)

館長

この英雄の生涯は1898年に完成し、この交響詩は1899年シュトラウスさん自らの指揮で初演されて大成功を収めたのですよね

シュトラウス初期の交響詩

シューちゃん

せっかくだからシュトラウスさんの初期の交響詩作品もみてみよう

館長

こちらはシュトラウスさんの名をこの世に響かせた1888年のこの作品です

シュトラウス作 Don Juan (ドン・ファン)

館長

このドン・ファンはシュトラウスさん交響詩2作品目でしたよね

シューちゃん

そしてシュトラウスさんの初期の交響詩を締めくくるのは…

シュトラウス作 Tod und Verklärung (死と変容)

館長

このドン・ファンはシュトラウスさん交響詩3作品目

シューちゃん

シュトラウスさん自身の実体験に基づいているかのように、その生死の境をみているような作品だ

まとめ

シューちゃん

さて、ここまでを振り返ってみようかな

館長

ではまとめてみますね

館長

ロマン派プログラムミュージック特集はこの作曲家からスタートしました

ベルリオーズ

幻想交響曲でロマン派標題音楽の幕が上げました

1803-1869を生きた作曲家。医学の道を捨て音楽家を目指す。女優スミスソン(1800-1854)との出会いにより完成させたSymphonie fantastiqueを1830年に初演。5つの楽章それぞれにつけられたタイトルから19世紀標題音楽の火蓋が落とされる。それはフランスにおけるロマン主義の幕開けでもあった。
【音楽の部屋|ベルリオーズ】ロマン派プログラムミュージック①
館長

次に標題音楽としての交響詩の始まりを告げたのが…

リスト

前奏曲で交響詩の分野を切り拓きました

1811-1886を生きた作曲家。幼少期からピアニストとして活躍し、拠点を移したウィーンでは、チェルニーやサリエリから音楽を学ぶ。ピアノ界におけるスターの階段を歩み、19世紀における標題音楽形式を確立、数々の交響詩を作曲。自身初の交響詩はCe qu'on entend sur la montagne、そしてFaust Symphonyは友人ベルリオーズにゲーテの戯曲ファウストが紹介されてことが起点となり作曲し、その楽譜は友人の手に渡した。
【音楽の部屋|リスト】ロマン派プログラムミュージック②
シューちゃん

そして今回のシュトラウスさんによってこの交響詩が完成したんだったよね

館長

英雄の生涯…素晴らしい作品で圧倒されました

シューちゃん

さてこのシュトラウスさんは20世紀に入ると…

シューちゃん

オペラへ傾注していくんだ

館長

ドイツ出身の巨匠、ワーグナーさんの跡を辿りたいとお考えだったのでしょうか…

ワーグナー

わたしの亡き後、ドイツ音楽界がどのようになっていくのか楽しみでもあり、心配していました

1813-1883を生きた歌劇王の異名を持ち19世紀ヨーロッパ全土を魅了した作曲家。その一度聞いたら虜になる作曲はまさに天才。その天才的な音楽家は自身の生活よりも犬を愛した動物好きの一面も。
【音楽の部屋|リヒャルト・ワーグナー】天才歌劇作曲家を癒したのは犬だった!?
館長

そして20世紀に入ると急速にロマン派の時代は終息へ向かいました

シューちゃん

と、いうことでシュトラウスさんについてのロマン派プログラムミュージックについてはここまでにしようかねぇ?館長!

館長

そうですね!ではこのシュトラウスさんの続きはいずれドイツオペラ特集を企画したいと思います

シューちゃん

新たな企画を楽しみにしていてね!

館長

シューちゃん、全3回にわたるロマン派プログラムミュージック特集の解説をありがとうございました

シューちゃん

今回もいろいろな発見があって楽しかった!

館長

さて、いかがでしたか?

館長

さて今回はリヒャルト・シュトラウスをロマン派プログラムミュージックの視点から取り上げさせていただきました

館長

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

館長

これからもご紹介していきます

館長

どうぞお楽しみに!

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