ルイ・シュポーア Louis Spohr
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こちらのページでは【音楽家の部屋|シュポーア】
独バイオリニストの最高峰をお楽しみください
- 1. シュポーア イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. シュポーアって
- 2.1. ヴァイオリンのヴィルトーソと呼ばれた作曲家
- 2.2. チンレスト
- 2.3. W.A.モーツァルト登場
- 2.4. レオポルト・モーツァルト登場
- 2.5. 指揮棒
- 2.6. リュリは杖を指揮棒に!?
- 2.7. Theater an der Wienへ
- 2.8. ベートーベン登場
- 2.9. Selbstbiographie
- 2.10. 国民的オペラ作品を手掛ける
- 2.11. シュポーア作 Faust
- 2.12. シュポーア作 Concerto n. 8, Op. 47
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
シュポーア イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

幼少期からその才能を認められ
15歳ごろにはすでに宮廷楽団で活躍
その後、楽団長などを歴任し
アン・デア・ウィーン劇場の指揮者となる
この時を契機にベートーベンと信頼関係が生まれ
そのベートーベン亡き後の音楽界の中心人物となった
ヴァイオリンのチンレスト(顎当て)
そして指揮をする際に棒を用いた先駆者でもあった
自伝としてSelbstbiographieを著している
シュポーアって

今回はシュポーアさんのイラストポートレートをお届けしました
ヴァイオリンのヴィルトーソと呼ばれた作曲家

そのシュポーアさんは稀代のヴァイオリンのヴィルトーソと呼び声が高かった作曲家でした

ヴィルトーソといえば以前にも…

バロック・リュートのヴィルトーソ、ヴァイスさんを紹介しているよね
【音楽の部屋|ヴァイス】バロックリュートのヴィルトーソ

これはシューちゃん、ご紹介ありがとうございます

ヴィルトーソ…つまり名演奏者のこと

今回ご紹介するシュポーアさんのヴァイオリンは当時最高峰たったと讃えられています

そのシュポーアさんはヴァイオリンの演奏だけでなく…

その演奏時にある工夫を行ったことでも、その名を現在にも響かせています

チンレスト(Chinrest)だね

さすが、シューちゃん!

ではその続きをシューちゃん、お願いします
チンレスト

ヴァイオリニストのシュポーアさん

日々の演奏でどうしても、この部分がしっくりこないと感じていたのかも…

それがテールピース

テールピースとは、弦楽器の表面下部についている弦をテールに引っ掛けるパーツのこと

演奏する際に、このテールピースが意外と気になってしまう

体の一部が当たらないように意識してしまうと、演奏に集中できないことが多々あったのです

そこで手探りでチンレストを用いたところ…

これが意外にも大成功

もちろん、音色にも影響がないことがわかって

即採用しました

ではチンレストを使用する前の演奏スタイルをみてみよう



シューちゃん、これはW.A.モーツァルトさんのお父上の

そう、レオポルトさんが1756年にヴァイオリン奏法を記した教科書の表紙

この書はVersuch einer gründlichen ViolinschuleでW.A.モーツァルトさんの父、レオポルトさんが著したヴァイオリン奏法の教科書です

こちらのInternet Archive でみることができますので、ぜひご覧ください
W.A.モーツァルト登場

そう、父もヴァイオリンは顎に挟むのがベストと、この教科書に記載しているのです
【音楽の部屋|モーツァルト】まさに天才作曲家
レオポルト・モーツァルト登場

ただ…どうしてもテールピースが気になることは事実でした
【音楽の部屋|L.モーツァルト】英才教育者は偉大なヴァイオリニスト

このチンレストは1820年ごろにシュポーアさんが考案したみたい

そのチンレストですが、現在大きく3つのタイプがあります

センターマウント、サイドマウント、そしてその中間マウントです

このチンレストについて詳しくご紹介されているHPを見つけましたので、参考にされてはいかがでしょうか
指揮棒

チンレストについてわかったところで、もう一つシュポーアさんの考案は…

指揮棒を使った指揮ですよね!

さすが館長!
リュリは杖を指揮棒に!?

でも、確か以前にご紹介したリュリさんも指揮棒を使っていたはずなのですが…
【音楽の部屋|リュリ】フランスオペラ界で頂点をつかんだ作曲家

たしかにリュリさんも指揮に棒のようなものを使ったほうがいいと思っていた

しかしその棒は棒でも…

杖だったよね

確かに杖でした

その杖を、勢い余って自身の足に刺してしまったのですよね

シュポーアさんは、巻き紙を用いて指揮棒にしたんだ

たしかに巻き紙でしたら怪我はしないし…

その上、軽いですよね

その指揮棒を用いた指揮なんだけど

シュポーアさんのように指揮棒を用いて指揮してた指揮者がポツポツといたみたいだから…

厳密にシュポーアさんが最初とは言えないかもしれないけど…

先駆者であったことは間違いない
Theater an der Wienへ

そんなシュポーアさんは30歳手前でTheater an der Wienの指揮者に抜擢される

アン・デア・ウィーン劇場 はベートーベンさんとの縁の深い場所です
ベートーベン登場

この劇場に住み込みで作曲活動をしていたこともありました
【音楽の部屋|ベートーベン】散歩と引越し好きのドイツ3Bの一人

そのご縁で、ベートーベンさんと信頼関係を築くことができ…

ベートーベンさんの音楽を学ぶことができました

ベートーベンさんもシュポーアさんのことを高く評価していたみたいなんだ

「俺の後はお前に頼む」なんていうセリフが聞こえてきそうですね

それが本当になった

ベートーベンさん亡きあとは、シュポーアさんが次の音楽世代までの中心人物として活躍するんだ

そういえば、シュポーアさんは自伝を残されているとお聞きしています
Selbstbiographie

そうだよ!Selbstbiographieを著している

こちらはバイエルン州立図書館のMDZ で見ることができます!

一度ゆっくり読んでみたい一冊だね
国民的オペラ作品を手掛ける

そうそう、あとシュポーアさんはドイツにおける国民的オペラ作品も手掛けた

19~20世紀とても人気のある作品だったそうですね

先の大戦前のころまでは、人気あったんだって

ロマンスを感じる作品と伺っていますが…

そうだね…Faust、Zemire und Azor、Jessondaが代表作かな

ではその中で1813年の作品で1816年に初演されたFaustをお聞きください
シュポーア作 Faust

この作品はかの有名なゲーテの「Faust」ではなく、シュポーアさんのオリジナルです

これはドイツ語オペラ、それはロマン派オペラの代表的な作品です

シュポーアさんは、これらのオペラをはじめ…

交響曲、室内楽曲など多数の作品を手掛けました

その中でも18曲※のヴァイオリン協奏曲は現在も高い評価を得ています
※うち3曲は未完成とされています

それではヴァイオリン協奏曲第8番作品47をお聞きください
シュポーア作 Concerto n. 8, Op. 47

さて今回はルイ・シュポーアを取り上げさせていただきました

ルイ・シュポーアさんは、ヴァイオリニストや指揮者としてなど、19世紀のドイツ音楽で活躍した作曲家の一人でした

引き続きいらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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