ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル George Frideric Handel
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こちらのページでは【音楽家の部屋|ヘンデル】
屋外コンサートは船遊びでをお楽しみください
- 1. ヘンデル イラストポートレート(Syusuke Galleryより )
- 2. ヘンデルって
- 2.1. オラトリオについて
- 2.2. オペラとの違いは?
- 2.3. 最初はオペラ作品を手がけたヘンデル
- 2.4. ヘンデル作 Rinaldo HWV 7 Collegium
- 2.5. ヘンデル王室楽長へ
- 2.6. ジョージ1世からの依頼
- 2.7. ヘンデル作 Water Music
- 2.8. The Beggar's Operaの大ブーム
- 2.9. ゲイ作 The Beggar's Opera
- 2.10. アカデミー活動停止
- 2.11. オラトリオで起死回生
- 2.12. ヘンデル作 Messiah
- 2.13. ヘンデル作 Judas Maccabeus
- 2.14. ヘンデル作 Coronation Anthem
- 2.15. ヘンデルの大親友マッテゾン
- 3. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 4. 音楽家の部屋へようこそ
- 5. いらすとすてーしょん検索コーナー
ヘンデル イラストポートレート(Syusuke Galleryより )

George Frideric Handel
ドイツ出身 1685-1759
父の目を盗んで音楽を学び、オルガニストとして
その才能を開花させ、オペラに関心をもつ
その後イタリアでさらに才能を深化させ
後のジョージ1世のカペルマイスターとなり
生涯英国音楽、とくにオラトリオ分野で活躍した
そのジョージ1世の特注により作曲したWater Musicは
西洋音楽で人気の高い音楽を集合させ
テムズ川をヘンデル色で染め上げる成功を収めた作品となった
ヘンデルって

今回はヘンデルさんのイラストポートレートをお届けしました

そのヘンデルさんはオラトリオで特に高い業績を残されました
オラトリオについて

まずはオラトリオについて探ってみましょう

ここからシューちゃん、お願いします
オペラとの違いは?

まずはオラトリオとオペラの違いだね

一般的にはね

オラトリオは伴奏のもとで独唱と合唱のための作品

テーマは宗教的なものを通常は扱う

そして舞台演出は無いんだ

そう言われれば、オペラは神話や物語を舞台で登場人物が踊ったり歌ったりしているから、なんとなく違いがわかるような気がします

上演は教会などで、もちろん舞台は必要ないよね

オペラは舞台が必要ですものね

簡単にいうとこんな違いがあると思うよ
最初はオペラ作品を手がけたヘンデル

そんなヘンデルさんはオペラに関心を寄せていたのですよね

ヘンデルさんはもちろん、オペラ作品を数々残しているよ

イタリア留学時はオペラ・ブッファで成功を収めている

そして初めて英国の地を訪れたヘンデルさんはRinaldoで 1711年に大成功
ヘンデル作 Rinaldo HWV 7 Collegium

この作品はイタリア仕込みのヘンデルさんの満を辞した英国に届けたオペラ

当時のアン王女もRinaldoを大絶賛したとお聞きしたことがあります
【探究ネタ】「Anne Stuart アン・ステュアート」世界史から見た偉人たち

そして英国に一大オペラブームを巻き起こすんだ

それからアン王女からジョージ1世に代替わり
ヘンデル王室楽長へ

その新国王ジョージ1世のもと、王室楽長の地位になる

そして有名なWater Musicが生まれるのですね

その通り!
ジョージ1世からの依頼

ジョージ1世からテムズ川の川下りの舟遊びのための音楽を作るようヘンデルさんは依頼を受ける

いろいろ政治的な背景があったみたいだけど…

とにかくヘンデルさんにとっては絶好のチャンス

国王と、英国国民の信頼を得るためにですよね

その絶好のチャンスをヘンデルさんは掴んだ

それが組曲のWater Music

50人ともいわれる奏者はテムズ川の舟上に

つまりテムズ川一体が野外コンサート会場

音を響かすためにホルン、ファゴット、トランペットなど屋外でも響き渡る楽器をふんだんに用いる

そして英国音楽シーンでよく見られたホーンパイプをはじめヨーロッパ各地の舞曲もWater Musicに取り入れた

では聞いてみましょう!
ヘンデル作 Water Music

1717年に初演され、ヘンデルさんは国王と国民の信頼を得ることに成功

その後、ロイヤル音楽アカデミー創立などヘンデルさんは大忙し

そしてヘンデルさんはジョージ1世の亡くなる1727年に英国に帰化

順風満帆というところでしょうか

ところが雲行きが怪しくなる

ロイヤル音楽アカデミーの運営は大赤字
The Beggar's Operaの大ブーム

そして極め付けは1728年のThe Beggar's Operaの大ブーム
ゲイ作 The Beggar's Opera

これもオペラですよね?

そう、詩人であり劇作家のJohn Gay(1685-1732)の作品なんだけど…

バラード・オペラという英国独自のオペラというジャンルが誕生

これは英語で書かれたオペラで意味もわかるし面白いと大評判

一方でヘンデルさんのイタリア・オペラは退屈だぁと不満が勃発

なるほど!
アカデミー活動停止

これにより経営不振も相まって、ヘンデルさんのアカデミーは活動停止に追い込まれたのですね

1711年にRinaldoで成功を収めたヘンデルさんのオペラは事実上1728年に幕を下ろしたって見方もあるよ

その後も政治的背景も重なりながらも、オペラを描き続けていたヘンデルさん

でもオペラは英国で支持されなくなって、完全にオペラは1737年ごろには意気消沈となる

あれっ?ヘンデルさんのオラトリオ作品はいつ登場するのですか?

ここからヘンデルさんは起死回生の人生が待ってたんだ
オラトリオで起死回生

オペラがダメならオラトリオで勝負だ!

と、鼻息を荒らすヘンデルさん

その転機がようやく訪れたのが1741年

アイルランドのダブリンで公演依頼が舞い込みヘンデルさんの存在感が急上昇

その勢いに乗じて、1742年に1ヶ月足らずで書き上げたとされるオラトリオ作品Messiah
ヘンデル作 Messiah

このオラトリオ作品で完全復活をヘンデルさんは果たした

その後のJudas Maccabaeus(1746)もMessiahに次ぐ大ヒット
ヘンデル作 Judas Maccabeus

これは、カロデンの戦いで勝利したウィリアム王子に贈られたオラトリオ

このYouTubeの1:00:15~のSee the conquering hero comesって聞いたことあるよね

あっ!表彰式のときにながれるあの曲ですね

こんなに身近な曲が、王子に贈られたオラトリオだったとは!

そうしてオラトリオで錦を飾ったヘンデルさんは、1759年74歳でこの世を去る

いまでもヘンデルさんの作品を耳にする機会が多いのは、やはり偉大な作曲家だった証と思います

そうそう、2023年5月に行われたチャールズ3世の戴冠式でもヘンデルさんの曲は使われているんだ

英国戴冠式の伝統曲であるCoronation Anthemですね
ヘンデル作 Coronation Anthem

ドイツ出身であるヘンデルさん

そして英国でいまも生き続けるヘンデルさんの作品

そしてこれからも…

あっ!そうだ

どうしたの?シューちゃん
ヘンデルの大親友マッテゾン

このヘンデルさんが亡くなったあとに、ヘンデルさんの伝記をドイツ語に訳して自費出版した親友がいたんだった

おいおい、ヘンデルの大親友のわたしを忘れているとは…けしからん!

これはヘンデルさんと決闘をしたと伝わるマッテゾンさん
【音楽の部屋|マッテゾン】ヘンデルの大親友

マッテゾンさん、ご紹介が遅れてしまい失礼しました

喧嘩をするほど仲が良いと言いますが…

まさか、決闘までになるとは…

さて今回はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルを取り上げさせていただきました

いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…

これからもご紹介していきます

どうぞお楽しみに!
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