クロード・ル・ジュヌ Claude Le Jeune
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こちらのページでは【音楽家の部屋|ル・ジュヌ】
シャンソンを発展させた作曲家をお楽しみください
- 1. ル・ジュヌ
イラストポートレート（Syusuke Galleryより ) - 2. シャンソンって
- 2.1. シャンソンとは？
- 2.2. シャンソンの歴史は？
- 2.3. トルバドゥール・トルバイリィツ
- 2.4. はじまりは8世紀ごろ
- 2.5. 大伴家持登場!?
- 2.6. もっとも活躍したのが12世紀から14世紀
- 2.7. これがシャンソンの始まり
- 3. クロード・ル・ジュヌって
- 3.1. シャンソンの父
- 3.2. クレマン・ジャヌカン
- 3.3. ジュヌとシャンソン
- 3.4. Musique mesurée
- 3.5. シャンソンを進化
- 3.6. Revecy venir du printans
- 4. 音楽家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 5. 音楽家の部屋へようこそ
- 6. いらすとすてーしょん検索コーナー
ル・ジュヌ
イラストポートレート（Syusuke Galleryより )
フランス出身 1528-1600
※1528年生まれとさせていただきます
Musique mesurée(フランスの声楽作曲のスタイル)を発展させ
詩の韻律的な律動とリズムを結びつける新しい表現技法を開拓
その結果、クレメン・ジャネランが築き上げたシャンソンを
さらに進化させ、新たな音楽的表現をシャンソンの分野で確立
フランス音楽史に大きな足跡を刻む
シャンソンって
シャンソンとは？
まずはシャンソンについてお話ししましょう
シャンソンは一般的にフランス語で歌われる歌曲のスタイルを指しています
シャンソンの歴史は？
このシャンソンの歴史はとても古くて…
トルバドゥール・トルバイリィツ
中世のトルバドゥール(男性)・トルバイリィツ(女性)を起源としています
こちらの方がわかりやすいかもしれません
トルバドゥールは遊吟詩人ともよばれ
詩曲を作り、各地を訪れて歌いました
はじまりは8世紀ごろ
はじまりは8世紀ごろとも言われ
放浪の音楽家といった感じでしょうか
このトルバドゥールが歌う歌は…
恋や勇気(戦い)について歌いました
大伴家持登場!?
なんだか日本でいうところの万葉集に似ていますよね
歌に音楽は奏でられていませんが…
とても親近感を持ちました
これは万葉集の編者の一人とされる大伴家持さん！
【文学の部屋|大伴家持】万葉集を完結させた編者
例えば恋については「相聞歌」
政治や争いなどは「雑歌」みたいな感じですね
わたしのイラストポートのページで少し触れていますのでぜひ見に来てください
もっとも活躍したのが12世紀から14世紀
さてトルバドゥールに話を戻しましょう
トルバドゥールがもっとも活躍したのが12世紀から14世紀
この時期のトルバドゥールは宮廷や貴族の専属として、恋や騎士道、宗教などをモチーフとした歌を演奏していました
対象が宮廷や貴族でしたので伝統的な歌詞が重んじられていたそうです
その歌詞は歌詞は詩的要素を多く含み
物語性や感情表現が全面に出したものが多く散見されます
これがシャンソンの始まり
これがシャンソンの始まりとされています
そしてルネサンス期に入り、世俗的であったり、風刺的であったり、庶民の間にもこのシャンソンが広がっていきました
ここまでまとめますと…
シャンソンは、騎士道や愛、宗教的なテーマが取り上げられていました
その後、生活に密着した要素が加わり
その歌詞から、その時代の社会や文化を垣間見ることができ…
現在の歴史書のような存在といってもいいかもしれません
その歌詞に音楽的要素が加わって…
ルネサンス期、フランス音楽は大きく進化をしていきます
そしてこのシャンソンは19世紀
カフェやキャバレーで歌われるようになって…
現在もなおフランス国内外問わず多くのファンを魅了しています
クロード・ル・ジュヌって
シャンソンの父
このシャンソンを進化させたとされるジュヌさんとお話ししていきたいと思います
その前にシャンソンの父と称されるジャヌカンを紹介するよ
クレマン・ジャヌカン
クレマン・ジャヌカン (Clément Janequin フランス出身c.1485-1558)は…
物語やリアリズムを追求し、戦場や風景などの具象的な要素を音楽で表現することに取り組んだ作曲家です
もう少し踏み込むと、鳥の鳴き声や戦場の戦いの模様など、具体的な情景を音楽で表現する手法を編み出した
これがシャンソンにおける物語性や生き生きとした表現の基盤となったと言われてる
つまりジャヌカンさんがシャンソンの父と言われる所以ですね
ジュヌとシャンソン
そのシャンソンをジュヌさんはどう進化させたのですか？
Musique mesurée
まずMusique mesuréeと呼ばれるフランスの声楽作曲のスタイルを確立したんだ
Musique mesuréeは簡単に言うと…
詩の強さやリズムに合わせて音楽を作曲する技法のようなものでしょうか
そしてフランス語で表された詩と音楽を結びつける
これによって詩の意味や感情を音楽として表現した
わたしはこのMusique mesuréeを用いてシャンソンを作曲したんだ
そしてシャンソンのみならずモテットにもこのMusique mesuréeを用いた
ちなみにモテットとは…
聖書の文章や宗教的な詩に曲をつけたポリフォーニーの合唱曲です
シャンソンを進化
つまりシャンソンにMusique mesuréeを用いて作曲したことで
シャンソンを進化させたってことですね
そしてこの楽曲は
器楽編曲としても広く使われるようになって…
ルネサンス期の器楽音楽の発展にも大きく貢献したんだ
ジェヌさんのクリエイティブな発想とその技術力
その名をフランス音楽史に刻んでいるのですね
ではジェヌさんのシャンソンをお聞きください
Revecy venir du printans
詩と音楽の見事な融合を
ヒューストン大学合唱団のYouTubeでお楽しみください
クロード・ル・ジュヌ作曲 Revecy venir du Printans
今回はMusique mesuréeを確立しシャンソンを進化させたクロード・ル・ジュヌを取り上げさせていただきました
いらすとすてーしょんでは西洋音楽を彩ってきた音楽家を…
これからもご紹介していきます
どうぞお楽しみに！
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