
そして夫婦二人三脚で依存症を乗り越え文壇復活を果す
船山馨の人生を綴った一冊

黄色い虫 由井りょう子著
小学館 2014年11月発売
命がけで作家の夫を愛した妻の壮絶な記録。
「一緒に死のうと思ったわけでもないだろうに、同じ日に寄り添うように亡くなった。幸せな夫婦だったと思います」(本文中の渡辺淳一氏の証言より)
急逝した太宰治のピンチヒッターとして急遽、新聞連載を執筆することになった船山馨は一躍売れっ子作家となるが、その激務をこなすためにヒロポンに溺れてしまう。元編集者の妻・春子もまた彼とともに中毒になり、なりふり構わず借金を重ね薬物を買い漁った。ふたりは恩人・林芙美子の死をきっかけに薬物を絶つが、馨の作家としての評価は地に墜ちる。それでも夫の復活を信じる春子は、人生の汚れ役を一手に引き受けながら家族を守るために奔走する。
昭和の時代を壮絶に生きた作家と、その妻の破天荒な人生を克明に描いたノンフィクション。
復活
石狩平野 船山 馨著
北海タイムス(現 北海道新聞)1967年
時は明治期、舞台は北海道、そこに生きる女性。ベストセラーとなり文壇復活を果たす

文学家・新着偉人(It's New)はこちらから
- 【文学の部屋|平出 修】明治時代編.22
- 【文学の部屋|有島武郎】明治時代編.21
- 【文学の部屋|柳田國男】明治時代編.20
- 【文学の部屋|上田 敏】明治時代編.19
- 【文学の部屋|与謝野鉄幹】明治時代編.18
- 【文学の部屋|河東碧梧桐】明治時代編.17
- 【文学の部屋|田山花袋】明治時代編.16
- 【文学の部屋|島崎藤村】明治時代編.15
- 【文学の部屋|土井晩翠】明治時代編.14
- 【文学の部屋|高山樗牛】明治時代編.13
- 【文学の部屋|国木田独歩】明治時代編.12
- 【文学の部屋|島村抱月】明治時代編.11
- 【文学の部屋|木下尚江】明治時代編.10
- 【文学の部屋|徳冨蘆花】明治時代編.9
- 【文学の部屋|尾崎紅葉】明治時代編.7
- 【文学の部屋|正岡子規】明治時代編.7
- 【文学の部屋|夏目漱石】明治時代編.6
- 【文学の部屋|幸田露伴】明治時代編.5
- 【文学の部屋|二葉亭四迷】明治時代編.4
- 【文学の部屋|森 鷗外】明治時代編.3
- 【文学の部屋|坪内逍遥】明治時代編.2
- 【文学の部屋|福地桜痴(源一郎)】明治時代編.1
- 【文学の部屋|仮名垣魯文】江戸時代編.31
- 【文学の部屋|河竹黙阿弥】江戸時代編.30
- 【文学の部屋|高野長英】江戸時代編.29
- 【文学の部屋|大隈言道】江戸時代編.28
- 【文学の部屋|大田垣蓮月】江戸時代編.27
- 【文学の部屋|柳亭種彦】江戸時代編.26
- 【文学の部屋|本間游清】江戸時代編.25
- 【文学の部屋|式亭三馬】江戸時代編.24
- 【文学の部屋|桜井梅室】江戸時代編.23
- 【文学の部屋|曲亭(滝沢)馬琴】江戸時代編.22
- 【文学の部屋|十返舎一九】江戸時代編.21
- 【文学の部屋|小林一茶】江戸時代編.20
- 【文学の部屋|山東京伝】江戸時代編.19
- 【文学の部屋|鶴屋南北 (4世)】江戸時代編.18
いらすとすてーしょん検索コーナー
新着偉人(It's New)
新たに公開のイラストポートレートをご覧ください
【文学の部屋|平出 修】明治時代編.22New!!
2025-04-02
【文学の部屋|有島武郎】明治時代編.21
2025-04-01
1月16日より、文学の部屋から飛鳥時代〜の文学者をお届けしています↓
1月15日まで、経営者の部屋より明治・大正・昭和時代に活躍した経営者をお届けしました↓

シュー(Syu)です
2025年も、よろしくね

4年目を迎えた2025年も皆様に役立つ世界の偉人たちをシューちゃんと共にフリーイラストポートレートをお届けします